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過剰介護

介護事業を始めた当初、私は「#過剰介護 はしない」という方針を掲げ、事業所内にその旨を記した掲示を行いました。現在でもその方針はスタッフにしっかりと引き継がれており、実践されています。
この方針が大切だと考える理由は、過剰介護が被介護者の自立を妨げ、残存機能を低下させる可能性があるからです。介護者が手を出しすぎることで、本人の主体性が失われ、生活の質が低下することになります。そのため、私たちはできることは本人に任せ、必要な部分だけを支援する「#引き算の介護」を実践しています。 また、過剰介護は介護者の負担を増大させ、結果的に介護者の数を増やすことにつながります。
過剰な手助けが、被介護者の自立を妨げ、介護者自身の身体的・精神的負担を過剰にしてしまうのです。これを避けることは、介護者の負担軽減にもつながり、結果的により多くの方々に質の高い介護を提供できるようになります。 さらに、介護業界全体で人手不足が深刻化しており、2025年には約32万人、2040年には約57万人の介護職員が不足すると予測されています。
過剰介護を避け、効率的に支援を行うことは、介護者の負担を軽減し、業界全体の人材確保に貢献する重要な取り組みです。 これらの理由から、過剰介護を避け、利用者の自立を支援する方針は、スタッフ全員で共有し、実践することが、より良い介護サービスの提供につながると確信しています。
今後もこの方針を継続し、スタッフと共にさらに改善を進めていきます。
#一谷勇一郎

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