最近

ハマっている芸人さんがいる。

昨年のM-1グランプリで3位をとった今、注目の芸人さんだ。

そのコンビの肯定ツッコミ(ノリツッコまないボケともいわれている)を担当している人は昔「キザキャラ」を前面に出したネタを同じコンビで披露していたそうだ。

今回はこの「キザ」と芸人によくいる「ナルシストキャラ」の「ナルシスト」とはどう違うのか言葉の意味について調べたことを書こうと思ったので敢えて名前はあげなかったが、かなりハマっているのでまたどこかで触れるかもしれない。


さてキザとナルシスト。
自分の中ではどちらも「自分が好きで、人前では常にカッコつけている人」をさす言葉だと思っていた。

が、調べてみると

大辞林 第三版の解説
気障(読み)キザ
( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
〔「きざわり」の略〕
① 服装・態度やものの言い方などが気取っていて、いやみな・こと(さま)。 「 -な奴」 「 -なせりふ」
② 気がかりなこと。また、そのものやそのさま。 「あたらしい通ひに-な引残り/柳多留 5」
③ 相手にいやな感じを与えること。また、そのものやそのさま。 「おつと-をいつたの。勘忍さつし/人情本・梅児誉美

と出てきて、「キザ」はいわゆる「服装や態度、ものの言い方が気取っていて嫌な印象を相手に感じさせること」を指す言葉らしい。

そして

ナルシスト
自己陶酔型の人。また、うぬぼれ屋。ナルシシスト。
【ナルシストの由来・語源】
ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。
ナルキッソスは、他人の言葉の語尾を繰り返すのみで自分の言葉を話せない森の妖精(ニュンペー)のエーコーの求愛を軽蔑して退けた。エーコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけが残って木霊になった。これを見た神に対する侮辱を罰する神ネメシスは、他人を愛せないナルキッソスが、ただ自分だけを愛するように呪いをかける。
そして、水に映る自分の姿を美しい水の精だと思って思い焦がれ、そのうちにやつれはてて死んでしまった。ナルキッソスが死んだあとそこには水仙の花が咲いていたという。この伝承から、スイセンのことを欧米ではナルシス(Narcissus)と呼ぶ。

最初に自分が思う言葉の意味の中にあった「自分が好きで」という部分はナルシストにあてはまるようだということがわかった。

「キザ」という言葉が「ナルシスト」に比べて、その人がどういう人かというより周りからどういう印象を与えるかという観点からきている言葉だというふうな意味合いが強い言葉だというところが面白いなと感じたし、言葉の意味をちゃんと理解せずに「こんな感じかな」という曖昧な捉え方のままやり過ごしている言葉が他にもいろいろあるんだろうなと考えるきっかけにもなったし、改めて言葉の数だけその言葉が存在するだけの価値というか意味があるのだなと思い、もっと言葉の意味を大切にしていきたいなと感じた。(小学生の感想文感)


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