Google Drive専用テキストエディタ機が欲しい
私はテキストをGoogle Driveで管理しています。
なのでWindows機にはGoogle File Streamを入れているし、Linux機にはGoogle-Drive-Ocamlfuseを入れて使用しています。
これらの良い点は、ネットワークのファイルを仮想ドライブとしてマウントすることで、ファイルをダウンロードすることなく同期できることです。
簡単に言うと、同期でファイルをPCにダウンロードしないので、ドライブを圧迫しないということです。
編集したいファイルを選んだときだけ、そのファイルをダウンロードするわけです。
というわけで、小さくて軽いGoogle Driveが使えるテキストエディタ専用機が一番私の欲しいガジェットになりますが、そんなものは存在しないわけです。
強いて言えばChromebookは近いかもしれません。
軽くてしっかりしたキーボードを持っている旧型機にVaio Type-Pというものがあります。
ジーンズの尻ポケットに無理やり突っ込んで歩くという、かなりインパクトとツッコミどころがあるコマーシャルで有名になったノートPCです。
OSなしの中古品を2台ほど持っているのですが、どちらもCPUが32bitにしか対応しておらず、最近の64bit OSは動きません。
古い32bit OSだとGoogle-Drive-Ocamlfuseはどうもインストールできません。
かといってCloudReadyは入れようとしても途中で弾かれます。
ネットで調べても動作実績がありません。
そこで久々にPomera DM-200の登場です。
これはSDカード上のLinuxを動作させることができるのです。
久々なので、Linuxの動かし方を忘れておりネットで調べながら動作させました。
DM-200でLinuxを動かすには、ポインティングデバイスやタッチパッドがないためコマンドラインで動かす方が向いてるのですが、私はそこまでできないので、工夫してGUIで使っています。
絶対に必要なのがkeynavという、マウスカーソルエミュレータソフトです。
これを動かすことで、キーボードからマウスポインタを使ったGUI操作が可能になります。
ブラウザにFirefoxが入っているので、これでweb版のGoogle Driveにアクセスできます。
Google-Drive-OcamlfuseはCPUのせいなのか、インストールしようとしてもファイルが見つからないとエラーを出されてしまいました。
DM-200は軽量で打ちやすいキーボードがあるので、ひょっとするとこれが一番私が望むものに近いのかもしれません。
ただいくらwebブラウザが使えると言ってもメモリの都合で容量が大きなページはすぐに落ちます。
例えば……「note.com」は表示の途中で落ちます。
ログインさえできないので、残念ながらnote.comに投稿することはできません。
ちなみにDM-200のPomera側に「アップロード」という機能があるのですが、久々に使うとアップロードできませんでした。
「アップロード」とは作成したファイルをメールとして送付することで、PCとファイルを共有する仕組みです。
どうやらこのアップロードを使う条件として、G-Mailアカウントの「信頼性が低いアプリへの許可」が必要なのですが、Google側でこの許可が行えなくなるとのこと。
DM-200が発売されたのは2016年。
6年で機能が使えなくなってしまうというのは、困ったものです。
一応「アプリパスワードの発行」を使ってのアップロードはできましたが、またGoogle側がセキュリティを理由に接続を絞ってきたらどうなるかはわかりません。
というか今回久々にDM200でLinuxを動かした理由というのが、このアップロードが使えなくなっていることに気づいたということに端を発しているわけですが……
ぜひ次世代のPomeraが出るのなら、Pomera側にクラウドドライブとの連携ができる機能をつけて欲しいと思います。