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安全構造がないのか?

またも事故のニュースが入ってきました。
何の事故かというとEVの構造関係のもので、またもブレーキが利かなくなるという韓国での事故です。

「ブレーキがきかない!」 電動バスが暴走 トラックと乗用車を押しつぶし停車 10人重軽傷 韓国・釜山

バスのブレーキ不良

昨年も客を乗せたEVタクシーでブレーキが利かなくなって事故になったニュースがありました。
これはブレーキペダルを踏んでも直接ブレーキが動作するのではなく、まず「ブレーキ装置のスイッチ」として入力され「電気信号がブレーキに伝わり」「ブレーキ装置が動作する」という構造のために、その経路のどこかで「電気信号を受け付けない」または「ブレーキ信号をアクセル信号としてご認識する」ことで起こるのだと思います。

日本でもEVは販売しています。
市販車だけでなく、特定地域を回る運送業などではEVを使っていたりします。
ですがブレーキ異常は発生していません。
おそらく設計思想が違うのだと思います。
「まずは安全に止まることを重視する」のが普通だと思うのですが、中国韓国では「部品を減らすか?」という思想のようです。
これは自動車系Youtubeなどの分解動画などで言われていることです。
「普通はこの回路とこっちの回路を1つにまとめるなんて怖くてできない。それをやるところが中国EVのスゴイ割り切りだよ。おかげで装置がシンプル」
そういっていました。
「スゴイところ」で濁していましたが、この言葉の中に「安全を重視しなければ安くできるが、それをやってしまう中国の価格には日本の設計は勝てない」というニュアンスを感じました。
おそらく、何も問題が起こらなければ、その回路でも動くのでしょう。
しかしゴミの混入や、熱などでLSIなどが正常な演算が出来なくなった時に、今回のような「ブレーキ動作が利かなくなる」となるのでしょう。
日本の思想なら「異常が起こるとまず加速が出来なくなり停止する」なのでしょうけれど。

何を優先するか?
その思想だけで、問題が起こった時の結果が変わってきます。
乗車する人のことを優先に考えて安全重視の設計をしてほしいものですね。


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葉月 陽
ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。