MT BEVは何故出ないのか?
EVは構造的に簡単ですが、高速走行に向いていません。
高回転を維持するには電力ロスがあり、バッテリーに負担がかかり航続距離が落ちるのです。
ならばガソリンエンジンのようにトランスミッションを間に挟み、高速走行時のモーターの回転数を落とせば良いのではないでしょうか?
今のEVの駆動はガソリンエンジンの1速ギアのままで100km/h以上の速度で走るようなもの。
ガソリンエンジンはある程度の速度でギアを上げていくのが普通です。
EVもこうするべきじゃないかと常々思っていたのですが、それを実際にやった人がいました。
動画のシビックはMTですが、ATミッションにすることも不可能ではないでしょう。
ロスは多くなりますが、CVTなら変速ショックもなく回転数を一定にして速度だけ早くすることもできると思います。
航続距離を伸ばすのにバッテリーを多く積めば車重が重くなります。
そして車重が重くなるということはまた航続距離が落ちることになる……という効果がどんどん落ちるわけです。
なのでバッテリーに頼らない後続距離の伸ばし方は、速度を上げてもモーター回転数を押さえることではないかと素人ながら思うのです。
でもこれを自動車メーカーがやらないということは、内燃機関エンジンとトランスミッションの組み合わせとは違った問題があるのだろうと思います。
ですが先の動画のように出来ているので、どうしてメーカーがこれをやらないのか不思議です。
自動車産業の下請けを守るなら、少なくともトランスミッションに関わる製造業は守れるわけなので……
それにしてもMT BEVはスポーツ走行もできて楽しそうですね!
なんて記事を下書きのまま一ヶ月近く放置していたら……
やはりトヨタさんもMT搭載のEVは考えていたのですね!
個人的にはフェイクのエンジン音はいりませんが、これもON/OFFできれば静かに乗りたい人にも受け入れられそうです。
トヨタと言えばついに全固体電池搭載車についてのアナウンスもありました。
EVの本命がちゃんと出てきたら、本当にEVシフトが進みそうですね!