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中央アジアの秘境"fann 山地"旅行記-Part 7- 〜Sarvodaから首都ドゥシャンベへ〜


Taxi to Dushanbe

下山で乗せてくれたおっちゃんにどこにいくのか聞かれ、できればドゥシャンベにいきたいと答えると、弟がタクシーの運転手やってるから紹介するよと言われ、言われるがままにsarvodaの団地まできた。
団地はソ連風の団地で生活風景そのままといった感じ。例えるならば故郷の県営住宅の雰囲気そのものであった。おっちゃんの提示値段は500ソモニ。シェアすればもう少し安くなるだろうからОчень Дорогой。交渉で$50で100ソモニ返すという結果になった。まあ1人だしsarvodaでシェアタクが見つかる保証などなかったから仕方がないと。飛び乗った。道中はタジキスタンらしい峠道と途中で鉱山の発破で通行制限があったりと、日本になさそうなイベントが見られて面白かった。
タジキスタンの道中はトラックはベンツと謎の中国製が多く、中国製の車はよく登り道でエンジントラブルで急速したりしていた。トンネルは異様に埃がすごくて鉱山の様であった。山国なので、道端には湧水が沸いていることが多く、しばしば運転手は路駐して水を汲んだりしていた。
弟のタクシーの運ちゃんは英語が喋れたので道中の解説をしてくれて、おもしろかった。道中にはヒッチして現地民を乗せてたけど、自分の価格より安い値段で載せてた気がする。外国人アピールして車を探さないのが吉だと思った。

タジキスタンのトンネル
山道、電波なし
茶色い斜面の山道
途中洗車
高速道路っぽいゲート
権力者ラフモン大統領の豪邸東京ドーム数個分ありそうだった
高速ゲートかな?

ドゥシャンベのターミナルでバスに乗り遅れる

ドゥシャンベのバスターミナル、アフトヴァグザール着も、運ちゃんにあのバスに乗れと言われたが目の前でバスを乗り過ごす。次まで待とうかと思っていたら先ほどの運ちゃんバスを追ってくれて、次のバス停までバスを追いかけてくれた。
今まで山岳地帯にいたので涼しかったが、平地になったので、暑い。40℃近い。けれども、日本の35℃で湿度マックスよりは2段くらいマシには感じた。
無事バスに乗れた。この国のバスシステムもよくわからないので、Yandex Mapでひとまず調べる。というか今夜の宿も取っていないので、とりあえず有名なGreen House Hostelまで調べて向かう。この国のバス料金よくわからなかったが、どうやら2.5ソモニのようだ。1回目の乗車ではよくわからなくて2.0で払ってしまったが特に何も言われなかった。おおらかさがここにはあった。

アフトヴァグザールから市街地へいくバス

グリーンハウスホステル

地球の歩き方にも載っている。有名ホステルに着いた。17:00着。英語通じる。飛び入りでも可能であった。飛び入り旅行者は地下のお部屋に案内された。
久々のマットレスで少し感動する。荷物を広げて露店状態にして整理した後。久々のシャワーへ。ボンロい小学校の裏にあるプールの薄暗いシャワーみたいな共同シャワー場でシャワー浴びる。環境はあれだが、まともに耐えられる水圧と暖かいお湯を浴びられるだけで天国だ。その後、そこにある洗濯機を使ってたまったものをお洗濯(あとで見るとどうやら宿泊者用のではなかった様だった、、、)、部屋はアジア系の女性と自分だけ。宿にいる中国人のバックパッカーとグーグル翻訳で会話したりした。彼は福島原発の海洋放出について意見を聞かせてほしいといった会話もあった。やはり彼らの国では割と大きな話題である様だ。エンジニアで武漢出身の彼はもうしばらく中央アジアの旅を続けるようであった。

宿のベッドとたくさんいた猫さんたち

ドゥシャンベ散策 at twilight time

洗濯物を部屋に干してひと段落ついたので夕方のドゥシャンベを散策。湿度が低いので日が傾くと一気に過ごしやすくなった。
ドゥシャンベの街は夜が近づいても治安はいい。
街を行き交うトロリーバスを見ながら、道を歩く。人々の日常の中を歩くのは心地よい。中央アジアというか大陸の砂上に作った人工的なきらめきのようなオーラとまとった夜の街は日本人からはなんとも幻想的であった。
そんな夜の街を彷徨いながら、事前に下調べしていたチャイハネロハットという店でリューリャカバブを食べる。ジューシーな肉が口いっぱいに広がる中央アジアの肉の味がした。これにコーラを合わせて登山明けの体に染み渡った。味が濃いので少しの量で満腹になり、47ソモニを支払い、涼しくなった夜風にあたりながら宿に帰った。
今回の山行ではZライトソルを持参したが、やはりエアマット以外で連泊するとなんだかんだ疲れがたまっていたので、夜は爆睡であった。地下労働者の宿泊所みたいな感じであったが、マットレスで眠れるだけでだいぶよかった。

ホステル前の通り
ホテル ドゥシャンベ
本屋の前にいた猫さん
まさかの日本料理屋、日本料理とは??
夕焼けの街並み、大陸味を感じる
公園のライトアップ
チャイハネのおいしいお肉。
昔の街並みが残るところ、治安は問題なし
夜間の放水車
場末の食堂Ошの文字が見える
本屋も寄ったよ

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