やどかり

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最近の記事

MASUというブランド

ひさびさにnoteに文を書きたくなった。最近夜中の3時とか4時とかに目が覚める。とほうもなく不安で寂しい夢を見て、目が覚めたとき娘と息子が両脇にいても、宇宙に放り出されたような気分になる。それはきっと、向こうにある死だ。 今日、いや昨日、MASUというファッションブランドの帽子を買った。青いベースボールキャップで、前面にシンデレラの被るティアラが青、赤、白のようなカラフルな原色でスプレーペインティングしてある。値段は20000円くらいだ。 買った場所はアディション・アデライデ

    • ペイヴメントのmajor leagues

      カーステにずっとpavementのCDボックス入ってるから、たまにずっとpavementを聴く季節がある。 いっつも最後のアルバムまで聴くと、この曲のイントロで電撃が走る。 いわゆるスワンソング、これがお別れなんだなと。 いつもハマって歌おうとするので、今回は訳してみる。 すげー間違ってるかもしれないけど。 ぬめった泥のようなリップバーム リレーションシップ?ヘイ、ヘイ、ヘイ… 岩のようなキス、でも俺にはまだ必要だって知ってるよね リングサイドに沈んでいくアングル 俺たち

      • 当時14歳のシン・エヴァ感想自分語り卒業式(ネタバレあり)

        早速ネタバレありですからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!アスカーーーーーー!!!!!アスカに好きだと言えて良かったよーーーーーーー!!!!!!!何年かかってんだよバカシンジ!!!!!!!!!!!!!!!! それが自分が望んでた結末で、それ観れたから全部OK、許します。 ついに青春終わった感じするな。そんなにエヴァエヴァしてた38年間な訳じゃないし、そんなに青春ぽい時もなかったけど、なんかはたしかに終

        • 2005年ゲーム幻視

          最近ハードオフやブックオフでゲームを漁っている。おもにPS2のゲームが目的。PS1はPS3にCDを突っ込めば動くしそこそこアーカイブスも充実していて環境はあるが、PS2はアーカイブスがかなり過疎地ぽくなっていて、例えばブレスオブファイヤ5をどうしてもやりたくなっても以前売ってたアーカイブスから消えてたりする。あのどこの中古屋でも数枚100円玉を出せば買えていたソフトができないのだ。ネタとして消費しつくされたアンリミテッド・サガでさえ絶滅危惧種である。アーカイブスにないとこの先

          時間について

          はじまりはベルクソンの持続という概念が面白かったからだった。それと小川哲さんのなにかの小説で、時間はないのかもしれないと思ったことが引っ掛かっていたのもあった。あとは東浩紀さんのツイートで離散性について語られたこと(と、そこでベルクソンが出てきて振り返ったのだった)がきっかけだった。 意識の流れを時間の中で点としてとらえると、流れるためには記憶が必要だ。これは意識は記憶だと言ってるにほぼ等しい。しかし、記憶と一口にいって軽々しく取り扱うのはどうも難しい。記録、それもデジタル

          時間について

          街は悪疫のときにあり

          僕は家にいた。家はまだ建ってから真新しく、毎日のように清掃ができる生活にあって、空気は清浄をきわめていた。つねに3歳の娘と1歳の息子は走り回り、春の陽光をきらきらと反射する泉の周りを永遠にくるくると回るような日々が続いていた。僕は薬を飲んでいた。たいして面白い薬ではなく、免疫をさげる代わりに、反応を麻痺させる。目に見えないもの、黴や、埃や、小さな虫、そういった外敵だと見做すものだけではなく、変化への反応、身体が本来もつべき刺激への反応、精神が本来もつべき衝撃への反応が麻痺して

          街は悪疫のときにあり