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小さなことでもいいからチャレンジしてみたい!
こんにちは🌷
先日、新年最初の職場の朝礼で、上司が話していた内容が不思議とじわじわ胸に刺さっています。
上司は還暦も近い女性。
そんな上司は昔、37歳のときに「サンティアゴの巡礼」に挑戦したそうです。
朝礼のときには「サンティアゴの巡礼ってなんだ?サンティアゴってどこだっけ?ブラジルだっけ?(それを言うならチリでした)」と?マークが頭に浮かんでいましたが、後々調べてみるとスペインでの話でした。
簡単にまとめると「サンティアゴ」は地名ではなく、イエスの十二使徒のひとり「聖ヤコブ」のスペイン語の呼び名だそうで。
王に斬首されたヤコブでしたが、王はキリストのように復活するのを恐れてその地に埋葬することを許しませんでした。
そのため弟子たちはこっそりと遺骸を小舟に乗せて風に行く先を任せたところ、ガリシアのパドロンの港にたどり着き、その地に聖ヤコブの遺骸を埋葬したそうです。
時の流れの中、いつしか聖ヤコブの亡骸は行方不明になり存在も忘れされたものになっていましたが、813年頃に星の導きで聖ヤコブの墓が見つけられ、その場所にアルフォンソ2世が教会を建てたそう。
そしてサンティアゴ巡礼がヨーロッパで始まったそうです。
サンティアゴ巡礼は意外と宗教は問われずすべての人に開かれており、目的が信仰のためだけでなく、スピリチュアルや自己啓発、観光やスポーツ、単なる目標達成のため巡礼をする人もいるそうです。巡礼証明書がもらえる条件は、サンティアゴまでの最後の道のりを、徒歩/騎馬で100km以上、自転車で200km以上踏破することだそう。
ということで話は戻りますが、上司は37歳のときに1人でスペインに渡り2週間、時には1日で30㎞ほど歩いたそうです。
そもそも海外へ女性ひとりで行くことに、親からも反対されたと話していましたが、想像以上に安全だったそう。
ちょうど巡礼年?で、同じ道を同じように歩いているひとがたくさんいて「また会ったね!」みたいな感じで友だちもできたと話していました。
巡礼路には迷わないように目印で黄色のマークが所々にあって、それに沿って歩いていくと最終地(コンポステーラ)にたどり着きます。
上司は毎日その目印を確認しながらすごい距離を歩き続けて思ったそうです。
「今はこうやって目印に沿って歩いているけれど、人生には目印なんてないんあだよな。あれば失敗もしないし順調に進めるのに」
「でも人生に目印がないからこそ、ひとりひとり色んな人生がある。こうやって挑戦だってできているんだよな」
上司の話は「ぜひみなさんも興味のあることに挑戦してみる1年にしてみてください」としめられていました。
ちょうどわたしも人生において新しいことに挑戦する1年にしたいと思っていたので、なんか胸にグッとくるお話でした。
人生に目印があったらきっと思い悩むこともないし、みんなと同じルートでそれなりに幸せなんだろうなと思いつつ。
世界は広いんだから同じ人生なんて面白くないし、自分の興味のあることだって突き詰めてみたいし。
失敗も嫌な思いもするだろうけど、やってみないと新しい景色は見えないんだよなあ、頑張って踏み出してみよう!!!
と改めて思わせてくれたお話でした。
さすがに2週間も休んでサンティアゴ巡礼に行くほど、ぶっとんだ挑戦はできないけど、わたしも今年は色んなことに挑戦してみる年にしていくぞ~!!