キャリアプラン通りじゃなくてもいい

こんにちは。もうすぐ近くの公園の桜が咲きそうになってきました。ちなみに、私は季節の中で、春が一番好きです。外に出た時の風の心地よさ、匂い、大学に入学した時の事を思い出したり・・・将来への期待と同時に過去のことを思い出す。私にとって、そんな季節がもうすぐやってきます。

それでは、本日の本題に入りたいと思います。

最近、相談者様の中に「〇〇歳までに部署移動して、〇〇歳までに転職して、〇〇歳まで結婚して・・・計画を立てていたのに、プラン通りに進んでいない」といった内容のご相談をいくつかいただきました。

結論から言うと、数年前に考えた、キャリアプラン通りにいかなくてもいい。むしろ数年前に考えた計画を、確実に実現できている人の方が少ないと思います。

教育心理学者のクランボルツ教授(1928-2019)は、「個人のキャリアの8割は予期せぬ偶然で決まる」と言っています。

ちなみに「天職(ずっと続けたいと思う、使命感を感じる仕事)」は英語で「calling(呼ぶこと)」と言います。天職を見つけるには積極的に探すだけではなく、呼ばれるように、偶然、導かれることも必要なのかもしれませんね。※なぜ僕らは働くのか(Gakken池上彰)参照。

もちろん中長期的なプランを考えることで、今後の具体的な行動が決まることもあるので、ある程度計画は必要だと思います。ただ、中長期のプランをたてる時は「ざっくり」プラン通りいかなくても、〇〇歳までにではなく〇〇歳~〇〇歳頃までにと少し幅を持たせるなど、軌道修正するとよいでしょう。

また、クランボルツ教授は仕事が上手くいっている人は、このキャリアの8割を占める「偶然」を自分でつかむ力があるということも述べていました。

「偶然」を自分でつかめる人間になるには、以下の要素が必要であると言っています。

①好奇心がある(アンテナが高いと、新しい発見や出会いに繋がる) 

②持続性がある(途中であきらめずに、やり抜くことで成果に繋がる)

③柔軟性(人の意見や物事を考える角度を変えることで、これまでにない発想や経験が出来る)

④楽観性(挑戦には不安がつきものですが、きっと大丈夫だと思えることが成功に繋がる)

⑤冒険心(興味を持ったことに一歩踏み出す心)

以上の考え方を知ってからは、長期的な計画はざっくりと立て、計画通り行かなくても幅を持たせる。そして必要に応じて都度、軌道修正するようになりました。

最後になりますが・・・

日頃から準備をしている人の所に、思わぬチャンスは舞い込んでくると思います。些細なことに感じるかもしれませんが、自分も含めて日頃の行動や意識から変えられるといいですね。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。


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