問題を放置する力

こんにちは。

突然ですが、途中でやりかけた仕事や、問題が起きた時そのことを、ずっと考え続けてしまうことってありませんか?!

私は、いいアイデアが浮かばなかったりすると、考え続けてしまうタイプの人間です。

現在HPを作っているのですが、先日HPのトップに乗せるフレーズについて、お風呂で湯船につかりながら考えていると、気が付くと1時間以上たっていて、のぼせてしまったんです(笑)

その話を、起業の相談をさせていただいている方にすると、「ちくま文庫:思考の整理学(外山滋比古)」をすすめていただきました。

今日はその本の印象に残った言葉を紹介したいと思います。

その前に余談ですが、本の出版年を調べてみると、1986年だったので、かなりのロングセラーです。確か、大学時代に生協の本屋で「東大・京大で1番読まれた本」と紹介されていたのを思い出しました。ただ、大学生の時はスルーしてこの本を買うことはなかったですが、本日読み終わって、もっと早く読んでいれば!ってなりました・・・・

話しはそれましたが、この本の中でとても印象に残った内容をここから紹介したいと思います。

外国に、「見つめるナベは煮えない」ということわざがある。早く煮えないか、煮えないかと、たえずナベのフタをとっていては、いつまでたっても煮えない。あまり注意しすぎては、かえって結果が良くなく、しばらく放っておく時間が必要。考える時も、あまり考え詰めては、問題の方が引っ込んでしまう・・・・といった内容です。

ついつい、アイデアが浮かばなかったり、トラブルで八方塞がりになってしまった時は「早く仕上げたい、早く問題解決しなければ」と一つのことを考え続けてしまうことがあると思います。

完全に、忘れるわけではないけど、一旦頭の隅に置いといて、ちょっと勇気がいるけれど、放置する。そうすると、運動をしている時や人と会話している時、朝目が覚めた時など、ふとした瞬間にアイデアが浮かぶことがあるそうです。いいアイデアには、ある程度「時間」が必要なのだとか。

振り返ってみると、アイデアを考える以外の日常生活で直面する問題も、力を入れすぎて、その問題しか見えなくなると、自分に余裕がなくなって、結果上手くいかないことがよくあると思います。

少し肩の力を抜いてみると、案外いい方向に進むことがある。

切り替えが苦手な人や考えすぎてしまう人は、特に問題を一旦、頭の隅に置いて放置することを意識的にしてみるといいかもしれません。

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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