抗がん剤が決まってから心境の変化について
抗がん剤を勧められた時の心境
手術前の主治医からの話では、抗がん剤を使う方針になるかどうかはまだわからないと言われていました。
そのため私はもしかしたら使わない可能性があるんじゃないかと都合のいい方に妄想を膨らませていました。
転移もしていないし全摘したし、きっと抗がん剤を使わなくて済むだろうと言う勝手な思い込みが先走ってしまったのです。
なので当然、抗がん剤を受け入れる気持ちにはすぐになれませんでした。
ツイートにもある通り、その日の帰りの電車を間違えたり(しかも2回)、数日後の形成外科の診察も頭から吹っ飛んでしまって、まさかの予約をブッチするということをしてしまいました。
今考えると、頭の中が真っ白になってしまってもう何も考えられなかったんです。
やはり自分の髪の毛が抜けてしまうことや、自分の母親も乳がんだったのでその辛さを目の前で見ていたことから本当に自分が抗がん剤を受けいれる事ができなかったのだと思います。
1週間後の心境の変化
主治医の先生から、1週間後にご主人と一緒に来てくださいと言われて抗がん剤を行うかどうかを決めることにしました。
それまでに自分自身が本当に抗がん剤が必要なのか、またはオンコタイプDX検査を受けるべきなのか、あまり眠れない日が続きながらもネットで検索魔になりながら色々と調べ物をしていました。
この時は情報収集をしなければいけないと言う気持ちが先立って、抗がん剤に対して覚悟する余裕は全くなかったと思います。
2週間後の心境の変化
病理結果の状態から、オンコタイプDXを見送ることにし、抗がん剤治療を行うことに決めました。
主治医にもその意思を伝えましたが、私は治療を行う強い覚悟があったわけではありません。
言い方悪いですが、嫌々やることに決めたと言う方が近いです。
なので日常の中でも時々心の整理ができず泣きそうになることも多々ありました。
3週間後の心境の変化
抗がん剤を勧められて3週間を過ぎた頃には、抗がん剤を受ける気持ちにかなり整理がついていました。
というのも抗がん剤の副作用による脱毛にむけてウィッグサロンの予約をしたり、実際に可愛いウィッグを自分でつけてみたり、ネットで口コミを調べてみたりしたことで案外悪くないかもしれないと思えてきたんです。
髪の毛をショートにして美容師さんにいろいろ相談に乗ってもらったりして少しずつ脱毛する自分の姿を想像し、受け入れていくということが現実的になってきました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
抗がん剤を勧められたときの落ち込み方は本当に自分でもひどかったと思いますが、SNSなどで他の乳がん患者さんのツイートを見ていると同じ境遇の仲間が一緒に頑張っているんだと言う気持ちになれたり、
先のことが具体的にイメージできることによって怖さや不安が少しずつ減ってきたように思います。
もちろん抗がん剤は決して受けたいとは思えませんが、とはいえこれも自分に必要な選択なんだと考えて前に向かっていきたいと思います。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
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