わたたん【ワーママAYA世代】

35歳で乳がん告知。1歳児育児中のフルタイムワーキングマザー。 実家遠方でワンオペに磨…

わたたん【ワーママAYA世代】

35歳で乳がん告知。1歳児育児中のフルタイムワーキングマザー。 実家遠方でワンオペに磨きをかけている人。 仕事・育児・家事・闘病を両立させることが目標。

最近の記事

職場復帰への不安解消のヒント

ご覧いただきありがとうございます。 私は乳がんの手術前から約半年間休職していましたが、体調も安定してきたので職場に復帰いたしました。 復帰する前はウィッグ姿を見られるのが嫌だと思ったり、職場の人に根掘り葉掘り聞かれて傷つくんじゃないかと不安になったりしました。 これを読んでいる方は同じ境遇にいる方が多いと思うので、そういう不安を感じた時の乗り切り方をを私なりに紹介したいと思います。 職場復帰への不安とどう向き合うかお気に入りのウィッグで出勤する 普段付けているウィッグ

    • ピンクリボンポスター炎上の件

      先日ピンクリボンフェスティバルが主催しているポスターデザインコンテストでグランプリに輝いた作品が、当事者の感情をえぐられるような内容になっていると話題になっていました。 実際私も拝見しましたが、そこには商店街などのイベントで使われるガラガラ抽選器が乳房に見立てられていて、その抽選器から赤い玉、つまり当たりが出ていました。そしてそこに書かれていたのは 「まさか、私が」と毎年9万人が言うというキャッチコピーでした。 制作側・審査側と当事者の視点がズレ過ぎている このポスター

      • 妊よう性温存治療のこと

        がん治療で使われる薬によって子供を授かることが難しくなったり低下することがあります。 ですが現在の医療ではがん治療前や治療中に卵子や受精卵を凍結して保存し、将来子供を望んだ時にそのチャンスを残しておくという方法があります。 妊よう性とは?そもそも妊よう性と言うのは妊娠する力のことをいいます。主にがんを患っていらっしゃる方が妊娠の可能性を残しておくために行われる治療のことを指します。 実は私も乳がんを告知されてからこの方法があることを知り、がんの治療と同時にスケジュールを立

        • 抗がん剤が決まってから心境の変化について

          抗がん剤を勧められた時の心境手術前の主治医からの話では、抗がん剤を使う方針になるかどうかはまだわからないと言われていました。 そのため私はもしかしたら使わない可能性があるんじゃないかと都合のいい方に妄想を膨らませていました。 転移もしていないし全摘したし、きっと抗がん剤を使わなくて済むだろうと言う勝手な思い込みが先走ってしまったのです。 なので当然、抗がん剤を受け入れる気持ちにはすぐになれませんでした。 ツイートにもある通り、その日の帰りの電車を間違えたり(しかも2回)、

        職場復帰への不安解消のヒント

          オンコタイプDX™️検査は受けるべき?私はやめました

          担当医から病理結果を聞いた後、抗がん剤を勧められた時にオンコタイプDX検査を受けるかどうか悩まれる方は多いと思います。私も同じように担当医から「抗がん剤を勧めたい」と言われた後に検査をするべきかどうか、眠れないほど悩みました。 今回はオンコタイプDX検査を受けるか悩んでいる方へ向けて、私が選択しなかった理由を含めて何か参考になればと思い、筆を取らせていただきます。 オンコタイプDX™️検査とはオンコタイプDX乳がん再発スコア™検査(正式名称)はホルモン受容体陽性、HER2

          オンコタイプDX™️検査は受けるべき?私はやめました

          遺伝子検査を受けるか悩んでいる人へ

          がんを告知された人のなかには家族や親戚にもがんを経験した人がいて、遺伝子検査を勧められる場合があります。 遺伝子検査という言葉を初めて聞いた人は、そんなものが必要なのかどうか迷うことも少なくないと思います。実際私もその一人で、受けるつもりもない検査を勧められて、正直困惑した記憶があります。 そんな方のために、実際に遺伝子検査を受けた立場から遺伝子検査を受けるメリットとデメリット、さらに遺伝子検査を受けない時のメリットとデメリットを紹介したいと思います。 前提として、この

          遺伝子検査を受けるか悩んでいる人へ

          親知らずが生えている人は抗がん剤治療やホルモン療法が始まる前に取っておいた方が安心かもしれません。治療が始まると免疫力が下がるので、その間親知らずを取ることができないからです。心配な方は、歯医者さんにご相談をおすすめします。

          親知らずが生えている人は抗がん剤治療やホルモン療法が始まる前に取っておいた方が安心かもしれません。治療が始まると免疫力が下がるので、その間親知らずを取ることができないからです。心配な方は、歯医者さんにご相談をおすすめします。

          入院までに調整したこと

          今回は乳がんで入院する時までに調整が必要だったことをまとめました。頭がパンクしそうになりながら必死で折り合いをつけていった内容ですが、何かの参考になれば嬉しいです。 職場の上司への報告育休から職場復帰をして間もない時期だったのでとても言いづらい状況だったのですが、がんの宣告を受けてから割りとすぐに上司には報告していました。というのも、私の代わりとしてまた新たに人材を確保するためには、採用枠を設けて人材採用をしていくのにある程度の時間がかかるからです。 言いにくい事ほど時間だ

          入院までに調整したこと

          遺伝カウンセリング

          遺伝性のがんであるとわかってから、主治医に遺伝について詳しい説明をするためにカウンセリングを勧められました。初めは何をするのか全くわかっていなかったのですが、実際に受けてみるとこれまでで一番貴重な時間になりました。今回は遺伝カウンセリングの中でどんな話をされるのか、詳しく解説してみたいと思います。これから遺伝カウンセリングを受けるか迷っている方は参考にしていただければと思います。 DNAと遺伝子の違い人間の細胞1個の中には全部で46個の染色体が並んでいて、2個ずつペアになっ