見出し画像

屍者の帝国

とりまそこそこ進めている。少しずつ精霊も仲間になってきてはいる。仲間になったのはウンディーネとノーム。これからパンドーラ古代遺跡に向かう。パンドーラに帰ってくると人々は心を失っている。この世界での混乱の中心には必ずタナトスが存在する。タナトスは、ギリシャ神話に登場する死の神。その名の通り世界を死で満たす存在として登場する。

元々はヴァンドール帝国皇帝の直属の親衛隊。いつの日か魔界に魂を売り渡し、タナトスと契約をする。魂は永遠と存在するが、肉体は老化していく。なので魂を乗り移りながら永遠に近い時を生き抜く。今作のタナトスは魂を抜き去るので、役割としては少し変わっていく。何故このように変えたのか?恐らくはティアックとの結末ありきで練り上げられたのではないか。そうすることでより物語に悲劇性を加えることが出来る。いつの時代にも悲劇は感動を産む。死とは美しく
時には儚い物だ。

聖剣伝説2の世界は死に彩られている。ランディの両親やティアックもそう。最終的にはポポイなんかも死に近い処遇になる。それが当たり前に存在する風景のように。だけど、実際には現実もそう。死に彩られている。これを読んでいるその瞬間だってそうだし、電車に飛び込む人、あるいは人生自体を殺される人。あらゆる形で死という概念は現実に存在する。それに僕達が抗うか否かの違いだけなのだ。


wiredからreal worldへの切符代として