心の真ん中に大木がある
心の真ん中には、一本、木が生えている
栄養は、様々で、たくさんの経験や、たくさんゆり動いた感情
両親の機嫌が最優先の幼少時から、細く小さくなっていた心の自分の軸となる木が、実は大木の様に太く大きく、どっしりとなる準備を着々としていた事に今更気付いた
右へ左へ、揺さぶられ、葉が落ちたり、枝が折れたり
ヒビが入ったり、幹さえも折れたり
それでも、根は大地にしっかり張る
傷付けば、傷付くほど、揺さぶられれば、揺さぶられるほど
根は大地にしっかりと強く張り巡らされ
栄養を力強く吸い上げる
大地から、図り知れないエネルギーを力強く吸い上げたそれらは、心の大木を通して、身体へ精神へ送り込める
木は、ゆっくりと上へ上へ伸び
揺さぶられ、折れながら、繰り返し繰り返し、太くなる
もうこれ以上、揺さぶらないで
グラグラと揺れる感覚に嫌気がさして
そんな状態を煩わしく
少し怒りの様な感情が湧く
そして、気付く
そこには、がっしりとした、太い太い大木がある事に
今から、この大木に降り注ぐ太陽の光も
大地から吸い上げる栄養も
経験から取り込まれる栄養も
わたしには分かる
この、揺るぎない自分と共に育てて来た大木を胸に
今からは、生きていける
わたしの中にあるこの大木と共に、力強く、しっかりと生きていける
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