傷ついた時 誰かを傷つけた時 得られるもの
傷ついた時、誰かを傷つけた時。
プライドがへし折れた時とも言えるかも知れない。
今までの努力や積み重ねて来た自分が、ガラガラと崩れて行く。
なんだったんだ、わたしは口だけじゃないか!
あれだけ考えて努力して、変化と成長を繰り返して来たはずなのに。
人間は、見落とす。
未熟で未完成である事をつい忘れている。
細部にまで注意を払っていたつもりでも、見落とす。
思い込みや、憶測が、多少あるのが人間だ。
大切な人を、傷つける事もある。
傷付く事もある。
未熟な、自分に直面し、罪深い自分に直面する。
そして、とてもとても大切な事に気付く。
人間が人間を裁くことは、出来ない。
優しさとも言える。それを知る。
人間は、罪深い。
完璧も、完全も、不可能な生き物。
それを、身を持って知る。
だから、許せる。
だから、人が何かに傷つき、傷つけた時、共に泣ける。
大丈夫だ!
未来はあるよ。
自分を責めてはダメだよ。
未来はあるよ。
大丈夫。
それを言える人は、きっと一度自分を責めた経験がある人。
未熟で、未完成な、自分に、嘆いたことのある人。
一生懸命生きていても、人は、失敗する。
間違える。
誰かを傷付ける。
自分を傷付ける。
そんな時、大丈夫だよ、未来はあるよ、皆、そうして許されながら生きている。
あなたもきっと許される。
大丈夫、顔を上げて前を向こう。
そう、声をかけられる人でありたい。
誰も誰かを裁けない。
それは、自分も許されながら生きている事を、優しさを、知る事で気付ける、とても大きな贈り物。
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