高校進学のための条件
中高一貫校なのだから、義務教育の中学生時代に多少くすぶっていても、とりあえず高校には上がれるものと思っていた。
が、甘かった。
夏休みも終わり、ますます学校から足が遠のいていた娘の様子を知るため、担任からはよく電話がかかってきていた。
(今思えば、ただの「スタイル」だったのかもしれないけれど)
その日々の会話の中で担任に何気なく高校のことを聞いてみた時、いつ言おうかと構えていたのか、いろんな情報が突如流れ込んできた。
高校進学のための条件は以下の通りとのこと。
定期テストは2/3以上受けること
中学全体で2/3以上出席すること
その時点で、全5回ある定期テストの2回が終わっており、娘はどちらも受けていなかった。(ということは、残り3回を受ける必要があるということ?)
出席も、2年生に関しては既に半分以上行けておらず、1年生の頃の貯金が多少あるとしても、残りの2年生生活と3年生になってから、どれだけ出席できるかにかかっているのだなということが突き付けられた。
「その条件をクリアできなかった場合はどうなるんですか?」
と、聞かずにはいられなかった。
「残念ですが、高校進学はかなり難しくなります。その先の進路もあると思いますので、判断は来年7月頃には行いたいと考えています。」
突然、タイムリミットが切られてしまった。
しかも、あと1年もない段階で。
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