〜雪だるま〜
二十歳になった事で、名義変更は出来る、
紙切れにサインと捺印さえして契約すれば
簡単に金は借りられる。
コレに味を占めた小僧は、金が無くなる度に
違う金融会社に駆け込み、
何件も債務を増やして行きました。
"馬鹿につける薬は無い"とはまさにこの時の僕でした。
返す金が無いから借りる。
【雪だるま方式】で借金が増える。
もう負のループ。
今考えたら、何に金を使えばそうなるのか。
全く覚えていない。
この頃はただ遊ぶ金に溶かしていたのでしょう。
ただ、一度だけこの頃
父親から金を無心された事がありました。
余程自営業の事業が上手くいっていなかったのでしょう。
あれ程憎んだ親でも泣きつかれると、
僕も人の子。
情けを掛けてしまったのです。
既に借り入れしている会社の限度額を超えていたので、一度は難色を示したのですが、
『違う所から借りてくれ。』と。
今思えばクズ親です。
どこの世界に自分の子供にサラ金から
借金を背負わせる馬鹿が居るものか。
この時、サラ金のビルの入り口まで
父親が付いて来て、借りたての30万を全額渡してそれ以降父親からの連絡は途絶えました。
結果、自業自得とはいえ、
完済までに20歳から28歳まで掛かったのです。
ご覧いただきありがとうございます😊
ちょっと旅行やインフルエンザ等で
更新が途絶えておりました。
今後ともお付き合いいただけますと幸いです。