〜いきなり貧乏〜
TVは愚か、洗濯機や冷蔵庫という生活に於いて必要最低限の家電すら無いので、
それはもう大変。
なので、すぐにバイトを掛け持ち。
この時既に働いていた、
"モテたい願望"だけで始めたアパレルの
【COMME CA DU MODE(コムサデモード)】という仕事だけでは食って行けない。
なので、経験のあるコンビニで深夜〜早朝のバイトを始めまた。
コンビニは廃棄の弁当も食べれるだけ食べられるし、深夜は時給も高い。
なので
朝8時から20時までアパレル
↓
一旦帰宅して22時からすぐにコンビニ
↓
朝6時までコンビニやって一旦帰宅して
すぐにまたアパレル。
コンビニで弁当は食べるけど、廃棄の弁当を持ち帰るのはNGだったので、アパレルの休憩中はどんなに腹が減ってもお金が無いので
ひたすら我慢。
我ながら良くやってたな。と思います笑笑
たまの休みは家に布団も無いから、
床に持っている服を全て広げて寝る。
アパレルやってるのに、洗濯機無いから
浴槽にお湯張って粉洗剤入れて
足で踏んで洗い、手で絞って乾かす。
そんな原始的な生活しているので、
服は当然ヨレヨレになり、職場で怒られる。
そりゃそうだ。
服を売る仕事で、着てる物がヨレヨレなら怒られるわな。
そして、居づらくなり
ほどなくアパレルは辞めてしまいます。
コンビニ一本で食っていける程甘くない。
アパレルが無くなったので、
日中は時間を持て余します。
もちろんすぐにバイトを探して、
"写真屋さんの現像のバイト"
"引っ越し屋"
"テレアポ"
などやりましたが、どれも長続きしませんでした。
今となっては、それらを辞めた理由すら覚えていません。
所謂【辞めグセ】が付いてました。
ほぼ深夜のコンビニ一本になりかけていた頃、
僕の人生の大半を決める出会いがありました。
毎日、夜遅い時間に酔っ払って紙パックの白ワインを買いに来る近所に住んでいた金髪のお兄さん。
お互い顔を覚えていえ挨拶を交わす【常連さん】です。
ある日、レジで声を掛けられ、
年齢を聞かれたので19歳です。
と答えると、
【なんだ、タメじゃん笑笑】
"へ?マジで?"
25.26に見えてたので、驚いた。
聞くと、飲食業でイタリアンで働いているとの事。
この時、それ以降どういうやり取りをしたかまでは覚えていないが、
彼の紹介で地元では有名な飲食の会社にバイトとして入りました。
自社ビルに自社経営の色んな業態の飲食店を展開している、飲食産業と不動産業の両方を手掛けている会社だった。
人手不足で喘いでいる現代と違って、この時はまだ集団面接だった。
最初、飲食業に対して
『なんで俺が人の食ったモン下げなきゃいけないんだ。』くらいにしか思っていませんでしたが、これまたモテたい願望で志願したBar業態に配属になりました。
後に人員不足&調整からか、すぐに郊外の焼肉居酒屋に飛ばされてしまいますが、
実際に働いてみて、完全にどっぷりハマります。
ここから、僕の飲食人生のスタートです。
この時、僕を飲食の世界に引っ張ってくれたのが、今でも親友だと思っている、
【幸せ太りと書いて"幸太"】という男でした。
今の僕が在るのはコイツのおかげです。
彼無しでは、今の僕は存在し得なかったでしょう。
★ご覧いただきありがとうございます😊
ここで、ようやく僕の飲食業人生のスタートです。
これまで何をしても続かなかった僕でしたが、
現在39歳。
既に20年飲食業に身を置いています。
まさに天職に転職。
ただ、まだまだ苦労は続きます。
今後ともお付き合いいただけますと幸いです。