ゆるい支援から見えるもの
岩手県花巻市南川原町に住んでいます。
27歳杉山です。"まちづくり"というものに非常に関心が強いです。
まだ日は浅いですが、縁あって、花巻を拠点に活動しているNPOにも関わらせてもらっています。
そのNPOとのかかわりの一つにユースセンターの運営というものがあります。
平日のみ(火曜は休み)スタッフの都合にもよりますが、16:00~21:00で運営しております。ワンドリンク制で、Wi-Fi利用できます。
私は駅前の飲食店で働いておりますので、そのシフトに合わせて、16:00~17:30ころまで、ユースセンターの運営(店番)に入っていることが多いです。
そこでたまにくる高校生と雑談したり、メンバーとNPOの運営について話し合ったり、PC作業や思索、読書をしたりと、私も気ままに過ごしております。
ゆるく高校生の探究の実情について聞いていて、感じたことがあります。
ここからはちょっとあまり高校生には見せたくない内容になりますが、ご容赦ください。私の個人的な所感、感想になります。
.。o○ noteって閲覧年齢を制限する機能ありましたっけ、、、?
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探究の『学習指導要領の解説』の趣旨について言及された部分に以下の見解がありました。
一部抜粋
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>>全国学力・学習状況調査の分析等において,総合的な学習の時間で探究のプロセスを意識した学習活動に取り組んでいる児童生徒ほど各教科の正答率が高い傾向にあること,探究的な学習活動に取り組んでいる児童生徒の割合が増えていることなどが明らかになっている。また,総合的な学習の時間の役割はOECD が実施する生徒の学習到達度調査(PISA)における好成績につながったことのみならず,学習の姿勢の改善に大きく貢献するものとして OECD をはじめ国際的に高く評価されている。
ーーーーー
私も上記の内容を信じたい。
探究をする意義につながるし、目的を持って勉強することで、
○○○
探究をする→
教科を勉強する目的・意義が生まれる→
進んで教科の勉強をやるようになる(成績が上がる)→
探究の理解度・解像度も上がる→
さらに教科の勉強に身が入る
○○○
といった好循環が生まれるものだと考えていました。そこに探求の意義、価値、希望を見出していました。
ただやみくもに、受験勉強する意味ないよね?
それやっても身に入らないよね?
教科の勉強をする意義、意味を見出すことが先じゃない?
目的も無く教科の点数に見合った大学に行くことは、果たして、、、
といったことから、探究支援の意義を勝手に見出しておりました。
そして、そのことが、どうやら探究の『学習指導要領の解説』の趣旨においても言及されているように見受けられます。
しかし、実際はそうではないんじゃないかと、思わされました。
※活動を始めてから日が浅く、あまりにも触れた事例が少ないので、本当に個人的な感想に過ぎないことはご了承ください。
私が仮定した"実際"というは、
「探究に取り組むことで、教科の勉強に身が入る(成績が上がる)」
のではなく、
「"もともと教科の勉強が得意"な生徒が、探究でも優秀な評価を得ている」
ということではないか、ということです。
このことがもし本当なら、何が言えるかというと、
探究の『学習指導要領の解説』の趣旨に書かれている見解、
ーーーーー
>>探究のプロセスを意識した学習活動に取り組んでいる児童生徒ほど各教科の正答率が高い傾向にある
ーーーーー
これは、疑似相関なのではないか?
と考えましたが、
今後高校生と関わっていく、探究の伴走をしていくことで、
この考えが覆(くつがえ)ってくれることを、祈るばかりです。
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そう考えると、支援すべき対象はどんな生徒であるべきか、なんとなく見えてくるものはあしますが、私はNPOの代表ではないので、NPOの指針の理解に努めるにとどまります。
NPOの代表から、中央教育審議会の議事録というものも、探究の狙い、成り立ちの背景、が知れるという話を聞いたので、そのあたりも今後調べていくつもりです。
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