トランクスは男性不妊症の原因になる? 精子の質を高めるためにできること
どうも焼魚です。
今回はトランクスと男性不妊症についてまとめてみました。
妊活を始めると、女性は基礎体温や排卵日などをチェックしたり、サプリメントを摂取したりすることが多いですが、男性はどうでしょうか?
実は、男性も妊活に積極的に参加することが大切です。
なぜなら、不妊の原因は女性だけでなく、男性にもあるからです。
世界保健機関(WHO)によると、不妊の約半数は男性に原因があるとされています。
男性不妊症とは、男性の精子の量や質、運動性などに問題があり、自然妊娠が困難な状態のことをいいます。
男性不妊症の原因には、遺伝的な要因や病気、感染症、怪我などがありますが、その中でも最も多いのが、精子の数が少ない(乏精子症)、精子が存在しない(無精子症)、精子の運動性が低い(精子無力症)などの精子異常です。
精子異常の原因の一つとして、睾丸の温度が高くなることが挙げられます。
精子は、体温よりも低い温度で作られるため、睾丸は体から離れた位置にある陰嚢(いんのう)に収まっています。
しかし、睾丸が体に密着することで、体温で温められてしまい、精子の形成や機能に悪影響を及ぼすことがあります。
では、睾丸が体に密着することを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
その一つの方法が、下着の選び方です。
一般的に、下着にはブリーフやボクサーパンツなどの身体にフィットするタイプと、トランクスやボクサーなどのゆったりしたタイプがあります。
どちらが好みかは個人差がありますが、妊活の観点からは、ゆったりしたタイプの方が精子にとって有利と言われています。
実際、米ハーバード大学の研究グループが、不妊治療を受ける男性656人に対して精液検査を行い、下着の種類と精子の質との関係を調べたところ、以下のような結果が出ました。
ゆったりした下着(トランクスやボクサー)を着用している男性の方が、身体にフィットする下着(ブリーフやボクサーパンツ)を着用している男性よりも、精液濃度が25%、精子量が17%、精子運動性が33%も高かった。
ゆったりした下着を着用している男性の方が、身体にフィットする下着を着用している男性よりも、精子形成に関与するホルモン(FSH)の血中濃度が14%低かった。
この研究から分かることは、身体にフィットする下着を着用することで、睾丸と腹部の距離が縮まり、睾丸内の温度が上昇し、精子の形成や機能が低下する可能性があるということです。
逆に、ゆったりした下着を着用することで、睾丸と腹部の距離が離れ、睾丸内の温度が下がり、精子の形成や機能が向上する可能性があるということです。
もちろん、下着の種類だけが精子の質に影響するわけではありません。
精子の質を高めるためには、食事や運動、睡眠などの生活習慣の改善や、喫煙や飲酒の控えめなども必要です。
また、下着の種類に関係なく、長時間の入浴やサウナ、膝上でのパソコン作業なども睾丸の温度を上げる要因になるので、注意しましょう。
妊活は女性だけの問題ではありません。
男性も妊活に積極的に参加し、パートナーと協力して妊娠に向けて努力することが大切です。
下着の選び方は、精子の質に影響する一つの要素です。
トランクスやボクサーなどのゆったりした下着を着用することで、精子の質を高めることに貢献できるかもしれません。
ぜひ、下着の見直しを検討してみてください。
僕ももちろんトランクスにしています。
ニットトランクスの類ではなく綿のさっぱりした物のほうが肌との隙間ができやすいため放熱効果は上がると思います。
同時にスキニーパンツを控えたり、会社や電車の椅子や自転車に座りすぎない、こまめに立つというのも効果があるのではないでしょうか。
簡単に取り入れられることですので是非心がけてみてください。
それではごめんください。
焼魚でした。