ゆうき(y2aa21)

サッカー未経験者が真面目にサッカーを考える。浦和レッズの「3年計画」を定点観測してました。

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サッカー未経験者が真面目にサッカーを考える。浦和レッズの「3年計画」を定点観測してました。

マガジン

  • 落書きの下書き

    なんとなく思ったことを文字数に縛られずに気軽に書き残す場所。ここから広がればまとまった文章にするだろうし。そうでなければそうでないだろうし。

  • 浦和レッズについての雑感2023

    2023シーズンの浦和レッズについての雑感。

  • 浦和レッズ三年計画を定点観測

    2019年12月13日に行われた「新強化体制記者会見」でクラブから提示されたプレーモデルや三年計画が果たして遂行されるのか定点観測します。

最近の記事

【不定期連載】落書きの下書き #17

#17. 「休み」は休む日だとは思ってない今回は #スポ鬱 の感想。というよりも、その中の1節で気になったというか、彼らと自分とは違う考え方っぽいなと感じたことを整理してみようかなと。 note記事での音声は有料ですが、spotifyで無料視聴できるので気になった方はそちらから。この回の後半の方にあった話を抜粋します。 文字にすると最初の方の「なんなんだろう」が非難にも見えそうですが、話のトーンや文脈からは非難というよりも自分とは違う価値観なので興味深いというニュアンスで

    • 【不定期連載】落書きの下書き #15、#16

      #15. 歯切れの悪さは内省のせい今の自分が「この人の言っていることは信用するところから入っても良いな」と思える人は簡単に断言しない人な気がする。それは、今の自分が足りないなりにも自分の頭や調べられる範囲で見聞きすることを総合すると、一概には言い切れないなと思うことがほとんどだから。 気に入らないとか、なんでそうなっちゃうのとか、その場で腑に落ちないことはたくさんある。でも、その時点での自分は気付かなかった、知らなかったことが実はあって、そのせいでこうなったのかと思い知るこ

      • 【雑感】2024/11/10 J1-第36節 浦和vs広島

        昨年ほんの少しの差で浦和が届かなかったACL2の舞台に立っている今季の広島ですが、彼らは木曜日にオーストラリアのシドニーで試合をして、そこから中2日でこの試合を迎えたということで、時間の経過とともにちょっとしたボールコントロールや球際の競り合いの部分でコンディションの差が出たのかなという印象があります。特に後半に加藤がシュートを打とうとしたら足が攣ったのか上手くミートできずに外してしまった場面は「助かった。。」と思う反面、「大変だよな。。」と同情もしてしまいます。 広島は基

        • 【雑感】2024/10/30 J1-第35節 横浜FMvs浦和

          まるで昨年の自分たちを見ているようだと言わんばかりのコンディション状態のマリノスでしたが、開始早々に右SBの加藤が負傷し、代わって入った天野も終盤に負傷して途中交代、さらにプレッシングの強度もここ数年のマリノスのイメージほどではなく、浦和のビルドアップに時間がある状態も多々見られました。 ACLでは対戦相手の特徴がJリーグのチームとあまりにも違うので計算が立つ選手を使わないと危ういですし、かといってJリーグはクラブ間での選手個々のレベルの総和にあまり差が無いので大胆なターン

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          159本

        記事

          【不定期連載】落書きの下書き #14

          #14. 「論理的志向」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル今回は読書感想文です。 読んだ本はこちら。 「論理的」とか「合理的」と言われる価値観(この本では「思考表現スタイル」と呼んでいます)は人類共通、単一のものでは無く、2つの軸がある4パターンに分けられており、それは混ざり合うことのない関係性であるということを国ごとの作文の記述方法から「論理的」とはどのようなものを指すのか、歴史教育の手法から「合理的」な判断とはどのようなものを指すのか、ということをこの本は導き出して

          【不定期連載】落書きの下書き #14

          【雑感】2024/10/23 J1-第25節 浦和vs柏

          普段はまず自分がどう見たかをそのまま書いた上で色々な人の意見とすり合わせるのですが、この試合はらいかーるとさんの企画シートに参加したことで現地にいながら骨太な解説を聴きながら試合を観たので、ピッチ内の事象についてはどこまでが自分の意見でどこからが解説に影響を受けたのかの境があまり分からない状態です。ただ、こうして自分が気付かないことをリアルタイムで指摘してもらいながら試合を観られるというのはとても有意義な体験でした。これについてはまたどこかで触れることがあるだろうと思うので、

          【雑感】2024/10/23 J1-第25節 浦和vs柏

          【雑感】2024/10/19 J1-第34節 東京Vvs浦和

          スコルジャさんの来日から1週間に1試合のペースで4試合をこなし、そこから今節は2週間空いての試合でしたが、果たしてスコルジャさんが来る前とこの5試合で何が良くなったのかを探すのが難しいなと言うのが正直なところです。結果が出ていないことでプレーがネガティブなものか勢い任せのものかのどちらかに振れてしまっているような見え方は正に残留争いの渦中にいるチームのそれであって、2011年や2019年もこんな感じでしたかね。 この試合の前に怪我を抱えていた選手のうち、9/28の神戸戦で負

          【雑感】2024/10/19 J1-第34節 東京Vvs浦和

          【雑感】2024/10/5 J1-第33節 浦和vsC大阪

          前半の早い時間に失点し、その後は保持でなかなかチャンスを作れずにそのまま無得点で終わるというパターンが3試合続きました。浦和はグスタフソンがコンディション不良でメンバー外になった影響もあったと思いますが、この試合のスタートは渡邊がCHで原口がトップ下になりました。 渡邊も原口もCHとしての振る舞いが上手に出来ているかと言うと何とも言えないところではありますが、基本的には足元でボールを扱うことが上手で守備時に相手に対して強く当たれるということ、そもそもCHの人員が足りていない

          【雑感】2024/10/5 J1-第33節 浦和vsC大阪

          【雑感】2024/9/28 J1-第32節 神戸vs浦和

          いきなりですが52'45~のビルドアップを見て行きます。おそらくこの試合唯一と言って良い、浦和が下から繋いで前進して神戸のゴール前まで迫れたシーンです。神戸の非保持のベースは左IHの井出を前に出して大迫と並べる4-4-2の形で、浦和は非保持の4-4-2とあまり配置を変えずに保持も行うため噛み合わせが良い状態になります。 ただ、この場面は大畑→ホイブラーテン→井上と渡っていく中でホイブラーテンには大迫が出て行っていますが、井出の両脇に原口と安居がいたことや、リサイクル対応とい

          【雑感】2024/9/28 J1-第32節 神戸vs浦和

          【雑感】2024/9/21 J1-第31節 浦和vsFC東京

          スコルジャさんは埼玉スタジアムの雰囲気に対して度々「マジカルスタジアム」という表現を使います。このピッチ内外にいる人たちそれぞれがお互いに情熱を焚きつけ合うような雰囲気は、ピッチ外にいる人たちがどれくらいの解像度で試合を観ているかに関わらず、この人のところからチャンスが作れそうだ、この人にゴールが期待できそうだ、というなんとなくの共通理解が広がって、ピッチ内の選手たちもそこへ向かえている時に生まれているのだろうと思います。誰かが魔法を使っている訳では無く、そこにいる人たちの少

          【雑感】2024/9/21 J1-第31節 浦和vsFC東京

          【不定期連載】落書きの下書き #12、#13

          #12. 本を読む時に思うこと僕は小説を全くと言って良いほど読まないのでここで言う「本」は人文書や実用書の類を指しているのだけど、そうした本を読んでいる時に参考文献が出てくる。自分の意見の根拠として、あるいは問題提起のきっかけとして、書かれている。つまり、著者は文中で述べている論旨を持つ前提としてそういった参考文献を読んでいる。 その本を読んだとしても著者の論旨を100%で吸収できた訳ではない。そもそも、本には著者の考えていることの全てが書かれている訳では無い。本に書かれ

          【不定期連載】落書きの下書き #12、#13

          【雑感】2024/9/14 J1-第30節 G大阪vs浦和

          ビルドアップや敵陣でのプレッシングのような各選手の距離や動く範囲が広く不確定要素が多いためコントロールが難しい局面と、自陣でのブロック守備のような各選手の距離が近く矢印の向け方とそこへの連動の仕方のパターンが限られていて比較的コントロールしやすい局面を天秤にかけた時に、まずは後者を整理した方が試合が壊れにくくなるので勝ち点を積みやすくなるというのはよくある話です。 現実的に状況を捉えて対処する傾向の強いスコルジャさんがそのようなアプローチでこの試合に向かってくことは就任会見

          【雑感】2024/9/14 J1-第30節 G大阪vs浦和

          学ぶ文化はどこへ消えた?

          今季の開幕に向けてこんなことを書きましたが、残念ながら「学ぶ文化」というものは定着せず、結果が出ない中で昨季のやり形に近いところへ戻しながらヘグモ体制は終わりました。ピッチ内を見ると、主に保持で選手個々の成長が見えていて、そういったところを僕はポジティブに捉えていたものの、ヘグモさんの更迭が発表される少し前から現場ではあまりヘグモさんたちのことを好意的に受け入れられていないような言葉が見えてきていました。 ヘグモさんの招聘にあたっては、2023年にスコルジャさんが「私の人生

          学ぶ文化はどこへ消えた?

          【雑感】2024/8/31 J1-第29節 町田vs浦和

          台風の影響で他会場では中止になった試合もありましたが、この試合は無事に開催されました。ただ、無事だったのは開催されたことだけであって、川崎戦の後にヘグモさんの契約解除、スコルジャさんの再就任、池田さんが暫定監督になる、という大嵐がピッチの中にも大きな影響を及ぼしていて、チーム全体での試合内容は全く無事なものでは無くなっていました。 浦和のスタメンはグスタフソンに代わって小泉が入り、渡邊が1列落ちてCHになるという形でした。保持に関して言えば、川崎戦の前半でも4-2-3-1の

          【雑感】2024/8/31 J1-第29節 町田vs浦和

          【雑感】2024/8/24 J1-第28節 浦和vs川崎(前半終了後に中止)

          7月頭の駒場での湘南戦からホームゲーム4試合連続で雨や雷によって時間変更、中止となっただけでなく、今回は「夏休み最後のホームゲーム」ということで試合前のイベントも含めて1年間の中で何度かの集客に特に力を入れた日だったと思うので、運営側からするとやるせないというか、普通であれば使わなくて良いところに力を注がないといけない状況が続いてしまうのはしんどいだろうな思います。 試合開始数分後の雷鳴を合図に一気に雨が降り始めて、30分を過ぎたあたりからところどころ水たまりが出来始め、3

          【雑感】2024/8/24 J1-第28節 浦和vs川崎(前半終了後に中止)

          【雑感】2024/8/17 J1-第27節 鹿島vs浦和

          この試合については鹿島の方は今季ここまでやってきたことをそのまま表現しようとしてきた感じがあって、浦和の方は特に非保持で鹿島の特徴を理解した上での対応をしていたように見えました。どちらかと言えば相手に合わせるよりは自分たちがどうありたいかという方向に傾くような印象があったヘグモンさんですが、この試合では明確に鹿島の保持に対してどうするかというところのプランが見えたと思います。 鹿島の保持の特徴は逆サイドへの対角の浮き球を多用することで、これはビルドアップでもゾーン3の崩しで

          【雑感】2024/8/17 J1-第27節 鹿島vs浦和