こもった声。

クイーンズ駅伝に見入った次の日、超ローカルな駅伝を応援しに行ってきた。知り合いが出ている訳でもないけど、前日のクイーンズ駅伝でテンションが上がってしまい、応援に行ってきた。

一般、高校生が入り混じるその大会。
ゴール付近で待ってると、来ました！1位の高校の選手が。アンカーを務めるその青年は、苦しい中にも笑顔、笑顔、笑顔。抜群の笑顔。

沿道の応援も、ゴール付近で待つ選手も声出しは禁止。選手以外ができることと言えば精一杯の拍手くらい。ゴール手前300mにいた私の目の前をあっという間に通りすぎ、あっという間にガッツポーズでゴール。
その後は一般、高校生のゴールラッシュ。

でもね、私には聞こえました。
沿道で応援している方々のマスク越しの「がんばれー！！」が。
おじちゃんもおばちゃんも若者もみんな、マスク越しのこもった小さな声で「がんばれー！！」。

ゴール付近に移動してみると選手たちが話してました。
「よく頑張ったぁー」
「寒かったぁー」
「ぬかれたぁー」

そんな中、選手から
「今年は大会がなかったからこれにかけてたんだぁー」
そうだよな。大会がなかったんだもんな。

それは応援団も同じだよ。大きな声で応援したかったんだよ。頑張っている選手に「がんばれー」「ありがとー」って言いたかったんだよ。

伝わればよいな。こもった声でも。