「いじめ問題の当為現象説」の実例と例証

下に紹介するフランスの記事が「いじめ問題」の旧来からの、正常な対処法だ。

文科省・教育委員会などの支配管理側が、校長などに意図的に「間違い処罰」をやらせ「いじめ問題証拠主義」で証拠の有無に関係ない「いじめの話し合い解決」を取らせ、いじめ問題の起因とその問題の本質を混乱させてきた。いじめられた子供を隔離し、その子供一人をカウンセリングに回し、学校とクラスとは別な地域のクンセリング事務所(児童相談所や心理士専門事務所など)に通わせ、事件学校では問題がなかったかのようにされ、いじめ事件を教育機関と行政機関全体で隠ぺいしてきた。

子どもたちと親たちを混乱させて支配管理するために、「いじめる者といじめた者たちを諫める」(*)という明快な社会ルールを反故にさせてきたから、社会と大人に混乱と倒錯が広がってしまっただけだ。
(*ここでいう「諫いさめる」とは、叱るのではなく諭すということ=教育するということ。教育をしろということ。またはそれが教育的活動であり仕事だろうということ。教育という仕事の中身だということである。心理士やカウンセラーにこの「愛の教育」の正論をいうと、黙り込む。ここには教育学と哲学心理学精神医科学学術体系の問題が潜み、政府政権政治が肩入れする学術界に対する人類と国民の学術界の戦いがある。心理学は支配者層のための、それはまた国民支配と児童の教育的管理支配の理論を生み出しその尖兵となって働いている。それに対し子供たちのために真剣に戦う者たちは、反政権と反政府となるから無視と弾圧がされていが、国民には知られることはない。)

そのような愚かな大人たちが居なければ、つまり大人たちが子供たちから尊敬されて、その教師の愛を子供たちが信頼しているなら、そこら叱られたからといって「自殺する子」などいるわけがなく、子供たちは大人たちの諭と指導教育と叱りにも素直に聞く耳を持つだろう。
事実実態はそれとは真逆に、子供たちがあまりにも愚かな大人たちを諭すことは出来ないから、希望のない子どもたちは死んでおさらばする以外救われる道がいことになっているのだ。

そのようにしてある原理を、文科省教育委員会配下の教育学者たちが「良心的」な振りをして、戦後から心理学主義の嘘理論を粉飾し混乱を本格的なものにしてきた。その結果なのだ。

心理学は子供と人間そのものではなく、人の心理だけを研究対象にした学問であり、人間全体も社会も対象にしていないし、まして政治と教育政策の問題を対象にはしないで、勝手な騙し理論を組み立ててきたのだ。

実際にその教育学者たちはや関係者たちが、事実いじめが解決されず自殺する子供たちが居ても、文科省と政治の責任と問題をいいその不条理と戦う人は何人いるだろうか?

人間と子ども、社会、悪政の政治、その教育政策と教育論も養育論も知らなず、それに騙されてきた国民が、盲目的に騙され希望も正義もない社会を作り、多くの児童自殺を生む素地を作ってきてしまったのだ。

欧州は資本主義支配層の心理学主義の学術体系と教育体制があっても、歴史に積みあがった人道主義と理知主義(キリスト教の愛の理念と科学主義、民主主義など)が根付いているため、その底力が蘇ってきたのだろう。

日本にはそのような歴史と伝統はなく、大人たち全体で子どもたちを窒息させて来たのだから、その人道的責任と反知性主義(前近代的非科学主義)の責任を不問にすることはできないだろう。

錯誤と倒錯した「優しい」「善意の」「愛情深い」活動がいかに子供たちを窒息させているのか、真剣な反省を求めたい。


こうしたいじめ問題の当為現象説(原因と人間と社会の原理構造論)をいくら言っても既成メディアに反映されず、理解が広がらない。わずかな方たちに理解されているだけで、いじめ問題とその自殺はなくならず、その大人社会もとうとう飽き飽きしてきただけで興味を失い社会問題にもならなくなってしまった。
なんと残虐な社会が出来上がってしまったのだろう。

ここでその大人責任を追及しておく。

とうとう子供と家庭が自己防衛的に、文科省と教育委員会、学校が児童教育を拒否し通学を阻む学校とその教育をあきらめて、通学しないことで子供たちの命を守っている。
まさに教育を語る者たち自身が、子供の命と養育を阻む疎外の当為関係を作り出すところまで現象化してきたのだ。西洋でも東洋でも大人たちが子供を喰う寓意話があるが、まさにその無知が生み出す野蛮の当為現象が起きているのだろう。

こうして政治と行政と国民が勧めてきた少子化は、粉飾された騙しの言葉であり互いに囁き合い見て見ぬ振りの子供いじめを繰り返してきて、互いに騙し合いつつ省く方の漢字が正しい「省子化」をやってきたことがあきらかになっている。
倒錯甚だしい政治と行政、マスコミと日本国民は、未だ自身の倒錯とその結果の野蛮を反省していない。
その当為現象が一段と甚だしく発現する様になってきている。


フランス、いじめ厳罰化「加害者を転校させる」背景今年9月に施行、2022年にはいじめを犯罪化https://toyokeizai.net/articles/-/699347?fbclid=IwAR0fR374N0Gy81NbSXe5_4FJqf6T669PWwcALslmjk0ZPgIBDTw0ysL2fQE

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