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真ん中っ子


突然だが、私は3人姉妹の真ん中っ子だ。


小さい頃、それはそれは妹のことが大嫌いだった。


なぜかって?
下の子として甘やかされ、可愛がられていた日々が急になくなるのだ。

ぐらの家は父が不在がちの職業で、
女4人のアマゾネスである。


姉はマイペースで面倒は良くみてくれたが、
体が弱めであり、第一子である姉のことを
母は溺愛していた。

妹は見た目も姉妹で一番可愛く、
シャイなところも逆にソーキュート。
小さいもの好きな大人達はもうトリコ。


では、真ん中っ子の私はどうだ。

虚弱体質の姉に比べて丈夫
手のかかる妹より自立している

ま、放置されがちになりますわ。

例えば、
姉妹の誰かが具合悪くなり、病院へ行く時等…
高確率で置いていかれるのだ。

なぜって?

ほっておいても空気を読むことに慣れたぐらは

夕方になれば、洗濯物を取り込み、お米を炊き、
お風呂を洗い、お味噌汁を作る。

世間の母親大助かりの働きをするのだ。

なぜって?


私という人間を見て欲しいのだ。


ただそれだけ。

母親になった今、仕事から帰ってきて夕飯の支度がほぼ終わっているなんて感謝しかない。
洗濯物、お風呂もやってあるなんて謝&謝だ。

ぐらの母親は毒親がちで、なんならここまでやってくれたのにどうしてアレとコレはやらないんだ。お前は本当にダメな奴だ。
くらい言われる。

初めて言われたのは低学年くらいかな?

空気を読んでお手伝いしているのに、褒めてもくれない母がいて
絶対王者の姉がいて
いるだけでアイドルの妹がいる。


妹なんていなければ私が可愛がられるのに!!


まぁ、なっちゃうよね。笑


今は大好きなかわいい妹だが、
当時は妹いわく、2億回はぶたれたそうだ。


幼少期を思い出すとしんどい思いが結構あるが、
それなりに愛されてはいたんだろうな。
偏屈になっていただけで。


ただ、未だに忘れられない母の言葉で

あんた、字読めたんだ。

って言われたことがある。(幼稚園の頃)

大好きな五味太郎さんの、黄色いのはちょうちょを音読していたのだ。

母が絵本を音読してくれる人じゃなかったので一人で読んでいたのだ。

どんだけ私に関心ねぇんだよ!!


虚しくなって妹を置いて公園へ行ったら、
お姉ちゃんなのになんで妹を置いてくの!!

って母にキレられた。

ぐらは理不尽という感情を知った。

父が帰ってくるとずーっと父の側から離れなかった。
無条件で可愛がってくれるからだ。
妹よりも私を構って欲しい気持ちが少し満たされるけど、またすぐ仕事で不在がちになる。


そうするとまた、イライラを妹にぶつける日々が始まるのだ。

ごめんね、妹よ。


全国の子育て中の方、
子育ては難しいけども真ん中っ子がいる場合は特に気にしてあげて欲しい。

まじでとんでもない反抗期がきます。笑

内容も文章も脈絡なく書いてしまったが、

真ん中っ子は寂しがり


必要とされている感がとても嬉しかった。

今もそれは抜けなくて、八方美人になりがち。

そんな私のお話でした。


ぐら


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