【躁鬱からもらったもの】#2そもそもの予兆
実は昔からその気はあった
躁鬱で動けなくなったのは仕事を始めてからですが、
今思えば昔からその気はあったかも…と最近になって思います。
高校を卒業して美術系専門学校にいた時が顕著だったかもしれません。
当時は写真専攻で写真漬けの日々。
調子がいい時…軽躁だった時は、文字通り一晩中作業をしてました。
連作のテーマを何十個とアイディア出ししたり、関連書籍を読み漁ったり。
美術系と言ってもデザイン課題も大量にあったので常に課題まみれ。
そして
「アイディアは数出してからブラッシュアップ」
「作品にとことん向き合う」
「手を動かすことを止めない」
などなど、ある意味軽躁と相性が良すぎる環境だったと思います。
自己肯定感爆上がり
おかげで勉強の方は順調で、ありがたいことに周りからの評価も上々。
展示会の時は勘違いも甚だしいですが、常に上位にいると思っていました。
典型的な躁状態ですよね。
それでも「周りから認められてる」「頼られてる」ということが
とても嬉しくて、頼まれごとをされても嬉々として受けていました。
この学生時代の成功?は今でも自分の中で大きな要素を占めていると思います。
認められる喜び
これにつきますね。
もちろん無茶苦茶な動き方をしていましたが、
自分1人で納得…というか満足していた時には得られないものでした。
躁状態がいいものとは思いませんが
軽躁状態を経験したからこそ辿り着けた場所だったのかもしれません。
そんな予兆はあったものの
この頃は双極性障害なんてワードも知りませんでした。
次回はじわじわ迫っていた躁状態のお話ができればと思います。