1-1)気持ちの整理をはじめます。
父のガンは大きいらしい。
肺がんってわかった時には、そんなことが多いとか。
父はヘビースモーカーだった。前に倒れた時にやめたけど、それは若い時ではなかったし。
私たちが子供のころから、やめたほうがいいって再々言ってきたけど。
自分の好きなようにしてきた父。
だから、がんになったことも仕方がないと思う。
そもそも、父のことはあまり、すきではない。
父のせいで借金があったこともあるし、生活は楽なものではなかったし。
お小遣いが少ないから、遊びに行けなくて友達と疎遠になったこともあるし。進路も行きたい方へ行きたいようにとは、いかなかった。ない袖は振れない。あるお金の範囲で行ける中で、自分の行きたいところへ行った。
お金に関しての不満が多いけど、、、他でも、物心ついたときから、父に何かしてもらった記憶はない。あまり家にいなかったし。
ひどいときは家にいても、部屋から出てこなかったし。
ただ、それでも、父は父だし。
小さい時の写真には私をだっこして笑顔で写ってる父の姿もあるし。
父が父でなかったら、もっと楽だったのかもしれないという思いもあるけど。父が父でなかったら、私は私であるのかわからないし。
ようは、好きではないのにショックは小さくない。
この気持ちの整理がうまくつかない。
すごく悲しいかというとそうでもないし、受け入れられない現実かというと全くそんなことないのに、ただ、このことを考えると、とても不安定な気持ちになる。なぜなのだろうか。
煙草をすったから自業自得だし。
本人が望まないなら抗がん剤はしなくてもいいと思った。望むのならした方がいいとは思った。
でも、「その日」が来るのは怖い。
でもでも、「その日」がいつ来るのかわからないのがもっと怖い。
たぶん「その日」が来てしまえば、あぁ悲しいなという気持ちであふれて。
なくなってしまったことを悼んで。
過ぎ去った日となってはしまうのだろうけど。
気持ち的には落ち着くのだろうと思う。
ただ、「今」この気持ちを持て余してる。
だから、あまり考えないようにして。どうしてもの時だけはしっかり考えて向き合って。※家族会議の時とかね
それ以外の時は自分の人生を積極的に歩んで。そっちで一生懸命になるようにしている。
父はいろいろ考えて、母すすめもあって抗がん剤治療をしている。
父と母の仲も決して良いものではない。そうそれが中学校くらいの時はとても私にとって負担だったのだけれども。
母は、父に抗がん剤治療を積極的にすすめたし。
父は、母のいう事を聞いた。
父は母に金銭的な負担をかけたくなかったのが一番の理由だったのだろう。だけど、こういう時だからこそ、母の願いをかなえてあげることにしたんだ、と。その時は思った。もちろん、本人も「その日」が来るのが怖いのだろうとも思う。
本当かはわからないけどね。
父は母の事嫌いではないんだと思う。それは大人になってから思ったこと。
でも、父から母へのコミュニケーションはわりとモラハラ風である。そういう風なコミュニケーションの取り方しか知らないように見える。今は。
気持ちの文章なのでうまくまとまらないけど、これからも整理のためにアウトプットを続けてみようと思う。
※メモ※
ステージ4・転移なしとみられるが、大きいため手術や放射線は出来ないため抗がん剤での治療のみの為の判定と思う。