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夾竹桃(キョウチクトウ)
キョウチクトウの名前は聞いたことがなくても、
街を歩いていて、目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
キョウチクトウは、公害に強く、街路樹や公園、高速道路、
工場等の緑化に植えられることが多い植物なのだとか。
そうそう、それです。
そんな植物を、庭木の構想がなかった私は、
簡単に我が家に迎え入れてしまいました。
義母がくれたということも理由の一つなのだけど。
我が家のキョウチクトウは、花や葉が枝の先の方に集中していて重心が重く、
風が吹くとユラユラ。
台風が来ると、ワッサワッサ揺れます。
雨が降ると、濡れた花の重みで枝がものすごくしなって、
枝が折れるんじゃないかと心配になる程です。
まるで、天候に翻弄されてしまうキョウチクトウ。
だけど、かんかん照りでうんざりするような暑さの中では違うんです。
生き生きした葉をつけたキョウチクトウは
枝をピンと伸ばし、真っ白な花をあちこちにまとい…。
まるで、『こんな暑さ、なんでもないわよ』って言っているかのよう。
一見、華やいでいて、夏の庭を涼やかに見せてくれる
キョウチクトウだけど・・・・。
別の一面もあります。
キョウチクトウは花、葉、枝、根、果実全てに強い毒性があり、
植えられている土まで、毒を含ませてしまうほどの
強い毒をもつのだそうです。
えぇーーー!
(毒性のある植物なら他にもたくさんあるでしょうに
と言われてしまいそうですね)
サスペンスドラマを見るのにはまっていた時期、
凶器がキョウチクトウだったなんて回が続いた時がありました。
キョウチクトウ怖い〜と思ったものです。
毒性はトリカブトほど、有名ではない気がしますが、しっかり、毒なのですね。
庭の草取りをしていると毒性を忘れ、落ちた花や葉を手でつまみそうになります。
危ない、危ない。
鑑賞するだけなら、このまま放っておくのだけど、
そうしておけないと思っています。
冬になったら、庭から掘り上げて、
サイズダウンさせて鉢植えにしてしまおうかしら。
・・・・私のエゴですね。
キョウチクトウの扱いに気をつければいいだけなのかもしれませんが。