短く、儚いと感じられるこの一瞬を【蓮ノ空感想文】
この作品と私たちが時間を共にし始めて、もうすぐ一年という時間がたってしまうことの事実に驚きと、短く感じてしまうほど満たされていた時間への喜びを感じながら、現在私は画面の前で指を走らせています。
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ。
新しい「ラブライブ」の挑戦は、入念に作りこまれた構想と今の時代ならではの取り組み方、そして何よりも運営側の努力あって現在まで大成功という言葉でも生ぬるく感じてしまうほどの成功をおさめ、時代を席巻しています。
彼女たちにとっても、私たちにとってもこの一年間はとても濃密で忘れられない思い出がいくつも生まれた大切な時間でした。
楽しさ、笑顔、面白さ、友情、亀裂、涙。
それらを乗せて歌う歌の数々はどれも脳裏の奥に焼き付き、私たちをつかんで離しません。
あの日待っていた満開の桜は、今か今かと大きなつぼみをつけて開花の時を待っています。あの出会いからの時間に思いを馳せながら、今回はこの一年で積み重なった私たちの想いを語っていきたいと思います。
今回「 #蓮ノ空感想文 」という取り組みが行われることを知り、ゲーム内要素の一つである「サークル」機能を通して、サークルメンバーの何人かに事前に思いを語ってもらいました。
みんなそれぞれの出会いの瞬間や盛り上がった箇所、印象に残った言葉や話しがあって私も意見を募った側なのにみんなの意見を読んでは「ああ、そういえばこんなこともあったなあ」などと懐かしくなっていました。
お花にもいろいろな種類があって、それぞれ開花の時期や咲き方、花の形、色など様々ですよね。
私たちも、花と一緒です。
みんな違う瞬間に感動して、違う楽曲に聞き入って、時に同じ瞬間にときめいて。それでいいと思うんです。だって人間なんだから。
では早速行きましょうか。
みんなの蓮ノ花
今回みんなに募った内容は以下のツイートのとおりです↓
まずは企画、そしてサークル代表である私から。
yochi(@y0chi_ckcy_)
蓮ノ空に出会ったきっかけ
実を言うと私はあまりVTuberなるものを好みません。ありのままの自分を映すことが、本当に誠実でカッコイイと思ってしまうタイプだから。
だから当初、「バーチャルスクールアイドルやります!」と宣言された時、あまり乗り気にはなれなかったんですよね。どうせ彼女らも……というような、そんな期待感しかありませんでした。
しかし、プロジェクトが発表され、蓮ノ空のファーストミニアルバムの「Dream Believers」を聴いた時に当時の評価は崩れ去りました。期待できる、スケールの大きい素晴らしいプロジェクトになるに違いない。そう思えた瞬間でした。
推しになった人とその理由
乙宗梢。正確には、花宮初奈さんから入りました……。と言うのも推しを決めるという行為が全く出来なかったんですよね。ここまで悩んだ作品は他になかったかもしれない(未だに箱推し名乗ってもいい)。
きっかけは1つのツイート、#蓮ノ空ストーリー推薦文 のツイートが意図せずして生放送にてうい様に読み上げられました。
そこから彼女の苦難、そして夢へと走る姿、夢を楽しむ姿を見て背中を押してあげたいという想いがいつしか芽生えていました。
梢センパイの推しポイントは梢”先輩”ではなく梢”センパイ”であること。ポンコツなところが可愛い。機械がダメなところ。真面目なところ、夢を追いかけ続ける姿がかっこいい等など様々です。
印象的だった言葉や話
私は綴理先輩の時々見せる、的を射たような発言が好きです。
特に瑠璃乃に対してのこの言葉は、綴理の「スクールアイドル」という言葉に対して深堀された後の発言であったため、なおさら心を打たれました。
この言葉の中に、どれだけ多くの意味合いが含まれているのか。そしてそんな言葉をかけられた瑠璃乃のその後の行動をみても、この二人の間でどれだけ大きな言葉だったのかを知ることができます。
好きな楽曲とその理由
なんだかんだ聞いたら全曲好きなのですが、中でも特別な思い入れのある曲は「永遠のEuphoria」です。
この歌詞にどれだけ助けられてきたか。
どれだけ背中を押してくれたか。
この歌詞を聞くために何度も何度も、この曲を繰り返し聞きました。全体で見てもこの曲は勇気づけられる歌詞が多いのかなというイメージです。102期、今の二年生が中心となって歌っているという意味でも今年一年はもっと大切にしていきたいと思えるような、そんな曲です。
これからの蓮ノ空に向けて
時間は止まることなく流れ、過ぎていく。
今この瞬間にも今は過去となって、未来へとつながっていく。
「時間を共有する」ということはその儚さ、大切さを共有することです。いずれ来る終わりの時間に、自分たちが笑っていられるように。そして別れの寂しさを最大限感じられるように。また一年間、同じ時を過ごしていきたいと思っています!
ここあ(@cocoalatte_88)
蓮ノ空に出会ったきっかけ
もともと「ラブライブ!」シリーズを追っていたこともあり、「バーチャルスクールアイドル」が始まるということは以前から知っていた。最初はどんなプロジェクトなのかもわからず、いったん様子見で……と思いYouTubeに載せられていたリリックビデオを見たところ、「どの曲もいい!蓮ノ空ってすごい!」と感じた時が応援しようと思った瞬間でした。
推しになった人とその理由
乙宗梢ちゃんです。ストーリーを読むうちに、ただの文武両道の完璧なお嬢様、包容力があって頼りになる先輩、というだけでなく不器用なところ、少々世間知らずなところなど、ギャップを感じるごとにかわいい…!と思い、好きになっていきました。(当方はギャップ萌えに弱いオタクです。)ビジュアルや性格もそうなんですが、演じている花宮初奈さんのお声が素晴らしいのも推している理由のひとつです。
印象的だった言葉や話
「ルリめぐ・ファンファーレ!」(活動記録第10話)です。
スリブ推しですが、ストーリーは圧倒的にみらぱが好きなんです…もともと幼馴染の絆に弱いオタクなのですが、予想以上にこのストーリーが刺さっており、幼馴染の良さを改めて感じました。ルリちゃんをがっかりさせたくなくてつい強がってしまうめぐちゃん。大好きなめぐちゃんと一緒にステージに立ちたいルリちゃん。ふたりのぶつかり合いから仲直りまでの過程が素晴らしすぎます。小さい頃はめぐちゃんにたくさん支えられてきたけど、今度はルリがめぐちゃんを支える!と宣言するルリちゃんが本当にかっこよくて、大好きです。
好きな楽曲とその理由
「眩耀夜行」です。まず圧倒的に歌詞がいい…かねてからスリーズブーケの歌詞に文学性を感じていたのですが、この曲は特にそうで、聴くたびにまるで一冊の小説を読み終えたかのような感覚を味わえます。「怖くないよ、暗闇だって 君とならこんなに眩しい」というフレーズは梢センパイと花帆ちゃんの関係そのものだと感じます。 曲全体の流れもとにかく素晴らしいのですが、とくに落ちサビ…花帆ちゃんの「きれいな夜だね」から梢センパイの「ここじゃないどこかへ」の繋ぎにいつも心が揺さぶられてしまいます。夏祭りや七夕を思わせる、夏特有の爽やかさとせつなさが溢れている曲ですね。
これからの蓮ノ空に向けて
これから104期の活動が始まりますが、どうストーリーが動いていくのかまったく予想がつきませんね…でも、「予想外のミライ」は面白いということを蓮ノ空から教えてもらったので、2024年の展開も楽しんでいこうと思います!
るちあ(@Lciii_999)
蓮ノ空に出会ったきっかけ
ラブライブ!シリーズが好きなので、また新しく始まると聞いて最初の情報が出た当初ワクワクしていた。毎度新しい何かが動き出す度に
(ちゃんと追いかけれるのか...あんまり触れられないかな..)と思った後、作品、楽曲、キャラクター、キャストの沼にどっぷりハマるのが一連の流れであり今回もそのパターン。
推しになった人とその理由
結局箱推しでみんな大好き。自分が応援しているものの中で、キャラクターもキャストも全員大好きという感情が1番大きいのは蓮ノ空。どうしても1人しか選べないと言われたら、乙宗梢ちゃん。彼女のスクールアイドルへの姿勢、ラブライブ!優勝への熱意、学校や部に対する愛、全てが尊敬できて憧れでもある。
印象的だった言葉や話
何気ない言葉だけど今改めて聞くとグッとくるものがある気がする。当時は何でもこなす完璧な人だと思っていたが、約1年経って梢ちゃんでも上手くいかなかったり悩んだりすることはあるんだとわかった。けどそれを苦手と言わないで得意になる途中と表現できるのはどんなことでも挑戦する梢ちゃんだからこそ言える言葉なんだなと思う。
好きな楽曲とその理由
Legato / 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
初めて聴いた時、自然と涙が流れた楽曲。
最初から最後まで色んな想いが汲み取れる素敵な曲で、聴く度にこんなことがあったな、これからはどうなるんだろう、と考えさせられる曲でもあると思っている。
特に好きな歌詞は
の部分。どんな感情も溢れると涙が出てしまう、でも悪いことじゃない。それぞれに好きという気持ちがあるから感情が大きくなる。共感するとともに頭の片隅に入れておきたい大切なフレーズ。
Legato を初めて聴いた時に涙が溢れたのは、蓮ノ空が私の毎日に欠かせないものになってて大好きだったから。
りこぴな(@rkpn_milk_tea_)
蓮ノ空に出会ったきっかけ
ラブライブを追っかけてたら出会ってしまいました♡♡
一気にハマってしまったきっかけといえばフォーチュンムービーに一目惚れしてしまったことです。
推しになった人とその理由
花帆ちゃん!とにかく太陽の擬人化と言っても過言ではないくらい明るくて可愛い。ただ落ち込む時にはしっかり落ち込んだり、意外と読書が好きとか長女だったりとかのギャップも好き。
(梢センパイの「センパイ」がカタカナな感じめちゃくちゃ好きです)
印象的だった言葉や話
ラブライブを敗退し、梢先輩が花帆ちゃんに泣いてるところを見られて、初めて花帆ちゃんに自分の想いを零す梢先輩のこのセリフ。梢先輩がこうして花帆ちゃんに泣いてるところを見られるのは、なんと1月にして「初めて」なんです。
梢先輩がいつもどれだけ自分の想いをあまり話さない人なのか、そしてラブライブ敗退が梢先輩にとってどれだけ悔しいことだったのかが分かるこのセリフがすごく深くてお気に入りです。
またこのシーンは後に梢先輩が「花帆」呼びになるきっかけでもあるシーンでもあります。梢先輩→花帆ちゃんの呼び方3変化、良いですよね。
好きな曲とその楽曲について
スリーズブーケの曲は基本的に本気で全部神曲だと思ってるのですが、中でも特に好きなのは「眩燿夜行」です。私は初見だと歌詞が聞き取れないのでメロディーで楽しむタイプなんですが、もう初見から泣きかけた曲です。メロディーでさえも私を泣かせに来てる曲です。更には極めつけの
といった、まるで美しい恋愛小説のような歌詞が本当に私の涙腺を攻撃してきます。泣きたい時はとにかくおすすめな楽曲です。
これからに向けて一言
今年は104期生も加わり、また賑やかな蓮ノ空になりそうですね!!
どの学年にも必ず卒業があると考えると応援するのが辛くもなりますが、それが「リアルタイムの素晴らしさ」に最善を尽くしたLink!Like!ラブライブ!の良さだと思っています。いつか終わりが来るその日まで、最後まで全力でこれからも応援していきます!
最後に
自分の中で振り返ることも多いですが、やはり同じ媒体を応援している人たちと一緒に振り返ってはその話題で盛り上がれる。これは当たり前のことではなく、とても貴重な時間なのだと。そう思わされた今回の企画でした。
濃密で、胸躍るようなこの一年に別れを告げ、また新たな一年に向かっていきます。その道中で新たな出会いがあり、新たな物語が紡がれていくのでしょう。
ピンク色の蓮の花言葉を知っていますか?
ピンク色の蓮の花言葉は「信頼」です。
あの六人、そして沙知先輩を加えた蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ103期の物語が素晴らしいものであったように、104期の物語もまた、私たちが予想だにしない波乱万丈で奇想天外な物語が紡がれることでしょう。
その中でもキャラの中での心のつながりを感じられる瞬間が、きっと多くあるはずです。ファンの私たちと、キャストとキャラ側の心のつながり。その価値を感じられる一年にしていきたいと思います。
蓮の花は短命で、生花がほとんど出回っていないといいます。
それこそがこの花が「リアルタイム」で動く彼女たちの名前の由来になった理由なのかもしれません。
短く、儚いと感じられるこの一瞬を少しでも彼女たちと共有できるように。そしてそんな時間の中で精一杯大きく花咲こうともがき、ステージの上で輝く彼女たちの養分となれるように。そんな応援がしたいと、そう思います。
いつも一緒にいてくれてありがとう。
勇気をくれてありがとう。
感動をくれてありがとう。
今年も、よろしくね。