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個人的な全1の定義について

前置き

 これは全1批判をしたい訳ではなく、人間性能(先天的な才能)についての記事であることをご理解した上でご一読下さい。


私が思う全1の定義

 多くの格ゲーで、○○はキャラの全1(全国一位)という表現をされる方がいます。私が思う全1は、勝率ではなく「人間性能(先天的な才能)にキャラ性能(コンセプト)が合っている人」だと思います。

脳内で動かした時の違和感

 私がよくやる上達方法に、「参考にする人が自分だと仮定して、違和感のある部分を修正する」という方法があります。これに関しては私の才能である部分があるかもしれないので一応言語化するなら、相手の意図を極限まで理解するということでしょうか。

「スマブラについて語るだけ」ブログの冒頭から引用

 違和感というのは恐らく、多くの人が予測できるであろう理論値を度外視した行動であることがほとんどです。それを感じた時にいつも理論立てて解決するのですが、それでも理論で説明できない部分というのがあって、それが ”人間性能(先天的な才能)” だと思っています。

人間性能(先天的な才能)とキャラ性能の噛み合い

 私が一番知識も経験もあるゲームのスマブラSPで例えたいのですが、mkleoはジョーカー全1、zackrayはピットの全1だと思います。

 mkleoの人間性能(先天的な才能)は「期待値の高い行動を常に行う」だと思います。また、ジョーカーのキャラ性能(コンセプト)「細かい釣り行動と差し返し」だと思います。

私が昔行ったデータ分析のSS

もっと分かりやすいSSがあれば良かったのですが…
 この試合の分析をしてて気づいたのは、1ストック目と2ストック目で%別の技の振る回数が誤差なく完璧に一緒だったことに驚きました。
このことから、mkleoは%別に振る技を決めている可能性が高いことが分かります。昔は期待値的に、空前一段やアルセーヌ空後などの撃墜択を振る回数が多いだけでした。しかし、最近だとジョーカー対策が進みガードで固まって拒否する人が多い中、mkleoは空前一段を当てたい%によく当てているイメージがあると思います。それはスリングショットを使った空前一段の置きや、先程述べた小ジャンプNBによる釣り行動から当てていることが多いです。

 私は「釣り行動で相手を動かし差し返さないと技の判定で負けることが多々ある」「アルセーヌ時など撃墜できる局面で撃墜択を通さないとかなり苦しい」この二つが課題だとジョーカーをメインキャラとして使っていて思います。 
 その上で、mkleoのジョーカーは釣り行動の多い崖狩り(崖奪いを匂わせて回避上がりを狩るなど)やN展開での釣り行動の多さから前者を、”GAME 4 LEO” という言葉があるだけあって、勝負を決める重要な場面で空下メテオや空後復帰阻止をよく当てる点から後者の課題を達成していると感じます。

 この動画で対パルテナの話をしていますが、特に崖狩りの読み合いの流れとN展開の考え方の違いがmkleoとzackrayの違いだと感じます。
分かりやすいところを挙げるなら、mkleoは当てたい技を狙うのでたとえパルテナの空Nに判定負けするとしても、間合い管理や釣り行動で無理やり発生前にこちらの空Nを当てにいきますが、zackrayは横強やエイハなどで差し返しを主軸としています。(リターンに差がありすぎるため)
 相手の択に付き合うようなzackrayの立ち回りだと、パルテナやシュルクがきつくなってしまうと考えます。(最近だとあcolaスティーブに勝てていないのもそれのせいかも)
なので、個人的にはzackrayジョーカーは全1ではないと思います。

ここでも言及してましたね。

 zackrayの人間性能(先天的な才能)は「択に対する回答と多キャラ使い特有の読みの通し方」だと思います。また、ピットのキャラ性能(コンセプト)「全ての技がコンスタントなリターンを持ち、択になっていること」だと思います。

 この動画でしゅーとんさんも触れていますが、「意味が分からないところから殺してくる」んですよね。

 読み合いの強い人は「相手の振った技の回数を数えていたり覚えている人」と「相手の意図を読む力が高い」の2種類存在すると思っていて、昔のzackrayは最初からこういう読みを通すので、後者寄りだと思います。

 私が考えるピットの強みは、相手の択に武器判定なのも含め付き合いやすい(下Bが反射で飛び道具に対しても同様に付き合いやすい)上に、空Nと掴みのリターンがほぼ同じかつ対の択になっているので、読み合いを強要させられることにあると思います。例えば、対ジョーカーはガードを貼りつつ投げを外ベク変すれば死ぬことはないですが、ピットは投げからでも撃墜してくるので、発生の見えないDAと対の択になっていて、撃墜帯でダッシュをするだけで死ぬ読み合いが発生することになります。極論ですけどね。

私の昔のツイート

 よって、ジョーカーだと付き合えない技に対しても付き合うことのできるピットがzackrayの人間性能と噛み合ったキャラだと前から思ってました。

 よくzackrayロボットは全1という話が出ますが、zackrayの手持ちの中だと強いというだけで、ロボットのキャラ性能を完全に引き出せているとは思わないです。(復帰阻止が上手いだけで、即死コンの回数や精度が他のロボ使いに劣る為)

 また、zackrayロボの最大の強みである確認精度とフレームに基づいた最適解を出す速度に関しては、あcolaとSparg0の方があると思ってます。この頃のマリオとかロボットは手癖で最適解を出す立ち回りなんですけどね。

 最近だとミーヤーゲッチとかも、人間性能(無駄な技を振らない徹底力)とキャラ性能(明確に強い技がある)が噛み合っている例ですよね。ゲッチの弱点が体の軽さなのでそこも甘えない立ち回りと合っているから結果を残せているんだと思います。

最後に

 zackrayロボの異次元な崖狩りに関しての話は余談の方で書きました。(ちょっと過激な意見かな?だと思ったので有料指定しました。)
スマブラに関してのブログを書いてたりするので、興味がある方は見に来てくれると嬉しいです~

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