ボトルキープのキンミヤを思う
今朝、東京で働いていたころの行きつけへ久々に飲みに行く夢をみた。
昔とは店のシステムが変わっていて大混乱、スタッフも客もてんやわんやになるという夢だったけど、目覚めたとき「ああ、また行きたいな」という気持ちになった。
そのお店は赤羽で40年近く続く老舗居酒屋で、「火の鳥」という。居心地がよくて大好きで、仕事帰りにしょっちゅう寄っていた。料理のおいしさはもちろん、大将の接客も朗らかで楽しくて気持ちよくて、とにかく最高なのだ。
焼き鳥がメインだけど、肉も魚もうまい。
何より、〆に食べる筋子おにぎりがとんでもなくうまい。この店のおかげで「飲み屋のおにぎり」沼にハマってしまった。
夢から覚めたあと「今の状況でも繁盛してるかな」と気になって調べてみたところ、
なんと今年の4月末をもって閉業してしまっていた。ががーん。大ショック。
最後に「火の鳥」へ行ったのは、新潟に帰ってくる前だからもう2年以上前ということになる。
ボトルキープのキンミヤ焼酎、あの日は飲み切ったんだっけ、新しいのを入れて帰ったんだっけ。「近々新潟へ帰るんです。お世話になりました」って、大将に挨拶しておけばよかったな。
「さよなら」を言えなかったお別れの方が、
心の中に硬いしこりを残す気がする。
お別れは予期できないものだから、せめて毎回ちゃんと「ありがとう、ごちそうさまでした」って伝えるようにしないとな。
最後までお読みいただきありがとうございます。