![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159026334/rectangle_large_type_2_0f631387adf035e62c34c30fa51e6785.jpeg?width=1200)
Cafe 吟遊詩人
コーヒーを求めてさすらう休日、銀閣寺周辺、哲学の道の傍ら、気になっていたカフェ、吟遊詩人でモーニング、朝の爽やかな気配にピッタリの、明るく、清潔な店内、そしてプロフェッサー然とした店主に迎えられ、席に着く、どこから来たのかと問われ、七条と答える、出町柳から歩いてきたと言うと、労ってくれる、そんなやり取りを交わしながら、中深煎りのブレンドとモーニングセットを注文した、
![](https://assets.st-note.com/img/1729661460-gawEAU1ZiVGSQlnhBePW5y4F.jpg?width=1200)
抽出はペーパードリップ、マイルドブレンドと深煎りブレンドの間をとって中深煎りのブレンドを今日はチョイスしたが、これで充分マイルドに感じる、これ以上マイルドなコーヒーがあるのか、だとすれば、俺はまだマイルドというのがどういうものなのか知らないのかもしれない、甘さ、酸味、果実感、そのどれもが程よくあり、雑味が少ない、綺麗な味わい、香りを含んだ空気が膨らむようにして消えていく後味がとくに素晴らしいと思った、コーヒーが好きだというと、プロフェッサーが色々と教えてくれる、コーヒー豆はヴェルディ、油温は90度、高いと雑味が出やすく、低いと旨味が出にくい、挽目は粗く、粉の量を多めに使う、パンは進々堂、等、楽しそうだ、経産省を退職して、教授を務め、念願のカフェをオープン、今は守破離の守の段階だと語る店主に、感銘を受けた。