半グレごっこ 大阪編
2010年11月、早朝の梅田駅。私は下の人間
2人を引き連れ、大きな野望を胸に秘めて大阪の地に降り立った。
山本「ついたらこの番号に連絡しなさい。」
山本から言われた番号に電話をしたところ、軽い感じの声で「もう着くから待っといてや~」と言われる。誰が迎えに来るのだろうか。
オーナーの白のベンツのゲレンデヴァーゲンが見えたので車を覗くと運転席と助手席にはとんでもないイケメンが二人乗っていた。イケメンから「はよ車乗りや〜」と言われ、どこに行くかも分からず車に乗り込んだ。
大阪環状線沿いのどこかのジョナサンに入ると、そこにはオーナーが待っていた。
金持ちのパジャマみたいな格好でモーニングを食べるオーナーに「よう来たな、これからはこっちで面倒見たるからよろしゅうな。飯食ったか?腹減ってるやろ。たくさん食べや」と声をかけられた。
イケメン2人は元ホストで関西の箱を仕切っていたトップセールスだった。とんでもなく目が大きい方がアッキー、背が高くて色黒の方がヤミ。男前のルックスから関西で名を馳せた有名人のようだ。
オーナー「これからウチのグループは色々な商売を広げていくつもりやから、力を貸してくれや。今日は疲れたやろうけど、とりあえずこの後はアッキーとヤミについて他の人間とも顔合わせや。」
そう言われアッキーとヤミについて車で心斎橋にあるアメリカ村へと移動した。アメリカ村につくと、そこにはまるで新宿スワンのスカウトの様な面々が私達を待っていた。
「とりあえずパーティールーム貸し切ってるからそこ行ってみんなで話しよか。」アッキーの声掛けでアメリカ村の三角公園近くのパーティールームへと移動した。