読了☆はい。作り笑顔ですが、これでも精一杯仕事しています。

サービス業、内勤で上司との関係に苦労している人、現場を良くしたい管理者におすすめ。サービスは自発的にするものなのに、してもらって当たり前。誰かがしてしまうと、それが基準になってしまう。実は心身という大きなコストがかかっている。労働者としているときは実感しているのに、自分が消費者になるとつい忘れてしまう。日本の悪しき「察し文化」とサービス0円という考え方。自分を偽って働くが故に溜まるストレス。まさに労働者の心の叫びを代弁した本。値段相応の働きという考えを持ち、仕事と割り切る。そして自分を優先して守る。無理なら転職。逃げたものはもう一度戦える。おすすめは、アメリカと日本の働き方を比較し、上司のあり方を書いた3章と、仕事に殺されないための心得が書かれた4章。今の日本で働く以上、労働者は不利なのです。

一文。
感情労働をしている人は、最初から「報われることが保証されない」という不利なゲームをしているのです。