2月に読んだ本
小説が思ったより読みにくくてほとんど読めませんでした。
「BUTTER」は前半読みにくかったです。でも内容は考えさせられるものでした。個人的には解説の方が面白かったです。「バターは熱がないと溶けない。主人公の熱意に感化されて周りの人間が変わっていく」。だからBUTTERか。「みんな適量を知らない。世の中は、あっさり、薄味、そんなものばかりが良しとされる」。これも繋がりの薄れた社会と、自分の力量や周囲との関わりがわかっていないことを表している言葉だなと。
「成功と失敗をわける心理学」は、仕事に焦点をあてた内容。理解しにくいがページ数が少ないので読みやすい。何度か読もうと思う。今回も神経症やうつの人についてがでてくる。当てはまる人は割とダメージを喰らうと思うので注意。二章から。休む時を伺っているから休めずに消耗する。バランスが大事で、やるときにやればいいし、ずる休みするくらいの方が成功する。運の話と甘えの話、判断がスパッとできる話もおすすめ。五章から。挫折する人は自分の心や現実、劣等感に向き合えていない。自分は特別な人間だと思い、自己の中の誇張したイメージが現実に現れてしまう。普通に生きるとは難しい。決断などの責任を持ち、魔法の幸運などないと知り、自分の心の欠陥と向き合えなければ、虚勢を張り、不安を抱えて、精神年齢の低いまま生きていくことになる。最終的に破滅する。六章から。自分が一なら一と知って受け入れる。結局は自分について知って受け入れなさいということ。読んで良かった。おすすめです。
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