定番PT紹介③【S4】無霧スタンパ(★☆☆☆☆)
★・・・筆者の独断と偏見による強さランク
オンライン他国などでよく見る定番パーティのスキル構成を筆者なりに再構成して紹介する。
オンライン他国で戦わせてもスキル構成が甘いパーティが多い印象なので、何か参考になれば幸いである。
テリワンSPで対戦を始めた方がシャムダパーティなどと並びまず作るであろうパーティの1つが無霧のスタンダードパーティ。
例を挙げるならムドバーン『ムドー+メカバーン+JOKER@1』などだろうか。
今回紹介するのはそんな王道ともいえる無霧のスタンダードパーティの完成形ともいえるパーティです。
構築概要
霧を考慮せずにとにかく単体性能が高いモンスターを詰め込んだのが今回の無霧スタンパである。
あまり得意不得意が存在せず、広い範囲のパーティに対して五分に戦えるのが特徴。
ただし爆発力はないため圧倒して勝つことはそれほど多くはなく、勝ったその同じパーティに普通に負けることもある。
構造としては、『JOKER+アタッカー+身代わり+ヒーラー』という並びであり、恐らくこの記事をご覧になっている方でも、全く同じモンスターの並びに辿り着いた方もいるとは思う。
ただ身代わり役とヒーラー役の受けに2体を割いていることから、どうしても攻め手が足りずにパワー不足に陥りがちだったと思う。
実はそれを解決するのがJOKERを『行動回数アップ』で使うことである。
そうすることでJOKERも超隼斬り(グランドネビュラ)とステルスアタックの両方を使うことができ、ギュメイ将軍と合わせて全霧に対応可能なアタッカーを2枚揃えられる。
もちろん行動回数アップにすることのデメリット(耐性や攻撃力不足)もあるが、それは他でカバーできるようにしている。
さらに弱点が少ない万能な身代わり役のおにこんぼうと、全霧に対応可能なヒーラー役のリーズレットがいることで、基本的には全ての霧に対応できる。
また手動霧を使わないため、ゼロのしょうげき入りのパーティに強いということも小さくないメリット。
その他亡者の執念+ギャンブルカウンターを持つモンスターが複数体いることで、斬撃主体のパーティに強いことも特長である。
さらにかなり限られた状況ではあるが2体の亡者の執念を盾にした(擬似)身代わりのループ(※1)に嵌めることもできる。
と、このようにW亡者の執念・身代わり役・ヒーラー役によって強固な防御体制を敷きながら、前述のアタッカー2体で攻撃を浴びせていくという正攻法なパーティ。
個別解説
■JOKER
※JOKERに関してはこちらの記事もご覧ください
系図:???系(最終同種配合)
ボーナス特性:行動回数アップ
スキル:HPアップSP/闇竜シャムダ/カンダタワイフ
口伝:隼と力の奥義3
武器:光の杖
作戦:せんりょくうばえ
AI:◎超隼斬り
◯グランドネビュラ/ばくれつけん/ステルスアタック
万能アタッカーその1。
異色ともいえる行動回数アップでの採用をすることにより、攻め手が不足しがちだった本パーティのラストピースになった。
身代わりが使用できない白霧下や、おにこんぼうの身代わりが解除された時のGサイズの超隼斬りや超甘い息への対策も兼ねている。
行動回数アップのステータスダウンと攻撃アップSPを積んでいなくても十分なダメージを出せるのは流石。
スキルは、(999ダメージを耐える)HP1000以上にするためのHPアップSP、マインド耐性を上げつつアタックカンタ対策のばくれつけんを習得出来るカンダタワイフ、さらにステルスアタックとグランドネビュラ、そしてスタンダードキラーを習得出来る闇竜シャムダで完結している。
行動回数アップにすることで異常耐性が低くなってしまうことや、グランドネビュラを使うことによりアタックカンタに反射されるなどのデメリットもあるが、おにこんぼうの身代わりとリーズレットの回復があるので問題なし。
また攻撃力が低いため硬いメタル系は貫けなくなってしまう点も、おにこんぼうの超魔神斬りやリーズレットのジゴフラッシュとおぞましいおたけびでカバーできるようにしている。
白霧下ではおにこんぼうの身代わりやリーズレットの光のはどうが使えないため、相手からの状態異常攻撃が痛いのだが、そんな時に眠り反射や特性光のはどうが活きてくる。
ちなみにこの枠をつねにアタックカンタを持っていない他のモンスターにしてしまうと、グランドネビュラを相手のつねにアタックカンタに反射されてHPが削れた時に、相手のSサイズの超隼斬りのターゲットになってしまう(つまり亡者の執念持ちのギュメイ将軍で受けれなくなる)ので注意。
■おにこんぼう
系図:ドラゴン系
ボーナス特性:全ガード+
スキル:ブオーン(SP85振り)/魔戦士ヴェーラ/魔戦士ホゲイラ
口伝:かいしんと命の奥義3
武器:光の杖
作戦:サポートたのむぞ
AI:◎みがわり
◯超魔神斬り/じごくの踊り
状態異常に強く、さらに亡者の執念によってほぼ確実に1ターン凌いでくれる信頼と安心の身代わり役。
スキルは、全方位的に耐久を上げて身代わりの継続ターンを少しでも伸ばすことと、じごくの踊りの威力を上げるためのブオーン、そのじごくの踊りと眠りガードを習得できる魔戦士ヴェーラ、そしてみがわり習得枠にはメラ耐性やマヌーサ耐性を上げられる魔戦士ホゲイラを選択した。
亡者の執念と天使のきまぐれは相性が悪いため、ブオーンはSP85振りで止める。
前述の通りJOKERの攻撃力が高くないことから、硬いメタル系を処理するために口伝には超魔神斬りを採用。
HPバブルの攻撃力半減と超魔神斬りやギャンブルカウンターとの相性は悪いが、そこは背に腹はかえられない。
回復により擬似的に耐久を上げられることや、蘇生→亡者の執念+じごくの踊りで相手に大ダメージも与えられることからリーズレットとの相性もよい。
■ギュメイ将軍
※ギュメイ将軍に関してはこちらの記事もご覧ください
系図:ドラゴン系
ボーナス特性:行動順アップ
スキル:攻撃アップSP/闇竜シャムダ/カンダタワイフ
口伝:隼と力の奥義3
武器:光の杖
作戦:ガンガンいこうぜ
AI:◎ステルスアタック/超隼斬り
◯ばくれつけん
万能アタッカーその2。
おにこんぼう自体のHPが高いため、相手のSサイズの超隼斬りが身代わりを無視しておにこんぼうより耐久が低いモンスターへとターゲットをとってしまうのがおにこんぼうの身代わりの欠点なのだが、そのターゲットの引き受け役も兼ねている。
引きつけた上で亡者の執念を盾に行動しながら、さらにギャンブルカウンターで反撃も可能。
スキル構成は、ギュメイ自体の異常耐性をあまり考慮しなくていいこと(おにこんぼうの身代わりを盾に出来るため)と、身代わりを使えない状況だと非常に脆いパーティのため、相手にやられる前にやれるように速攻型で採用。
亡者の執念持ちがパーティ内に2体いることにはなるが、発動タイミングが意外と重ならないので問題なし。
攻守共に優秀なテリワンSPにおける最高のアタッカー。
■リーズレット
※リーズレットに関してはこちらの記事もご覧ください
系図:???系(最終同種配合)
ボーナス特性:全ガード+
スキル:ブオーン/全体回復/ようせいの息吹(SP85振り)
口伝:なめなめと魔の奥義3
武器:光の杖
作戦:サポートたのむぞ
AI:◎ザオリク/せいれいのうた
◯ベタン/ベホマズン/光のはどう/ジゴフラッシュ/がんせきおとし/おぞましいおたけび/やけつく息/アモールの雨
全霧に対応出来る唯一のヒーラー。
フォロボスやエルギオス、ムドーなどではMPが低いため、白霧で体技回復技が使えない時に回復呪文を継続的に使うことができない。
さらに賢さも低いことから回復量も少ない。
その点リーズレットはMPが高く回復呪文と回復体技の両方を継続的に使えるため、全ての霧に対応可能。
さらに賢さも高いため、回復呪文の回復量も多い。
ヒーラー役としては行動回数が少ないことと異常耐性に穴があるのが欠点ではあるのだが、そこは(無霧パーティであることで)手動霧撒きの必要がないことや、異常耐性の高いおにこんぼうの身代わりがあることなどで緩和できている。
スキルは、なるべく最後に動いて欲しいのと、超隼斬りで倒されないHP(2001以上)を確保するためにブオーンを採用。
さらに回復呪文と回復体技の両方を習得できる全体回復、マインド耐性を上げながらも苦手なメタル系対策のおぞましいおたけびと、相殺や異常撒き用にやけつく息を習得できるようせいの息吹を採用。
素早さはなるべく上げたくないので、ようせいの息吹はSP85振りで止めている。
口伝は元々は閃光と賢の奥義を採用していたが、攻撃力の低いモンスターのステルスアタックとせんれつなめの守備力0が相性がよいこと、また黒霧下でも使用できること、さらにメルトアなどの高耐久パーティと対峙した際にMP切れを防ぐためになめなめと魔の奥義に変更した。
AI設定は2体の亡者の執念を蘇生して活かせるように蘇生技の優先順位を上げている。
攻撃手段には乏しいが、どうせリカバリーに追われて攻撃する余裕はないため問題はなし。
フーセンドラゴンの特攻→じごくの踊りやギガンテリバパ、亡者リザオパなどの噛み合わせの悪いギミックを持つパーティには勝てないが、逆に正攻法で真正面からがっぷり四つ組み合うようなパーティに対しては広い範囲に戦える。
ただしS4黒霧スタンパやS4赤霧ステアタパなどの完成度の高いパーティ相手にはほとんど勝てなかったり、逆に完成度の低いパーティ相手にも負けてしまったりすることもあるため、広い範囲のパーティに勝ち負けはできるが、勝率自体はそれほど高くないという印象。
またJOKERの攻撃力が低いため、硬いGサイズに押し切られてしまうこともある。
さらにパーティとしての耐久をおにこんぼうの身代わりに依存しているためいてつくはどうで身代わりを解除されてしまうと崩されやすい。
改善案として、リーズレットが行動回数が足りなかったり、リーズレットの行動後により遅いモンスターに荒らされてしまうことも多々あったので、全霧対応はできなくなるがリーズレットの枠を行動回数が多くかつより素早さが遅いムドーやフォロボスに変えてしまってもいいかもしれない。
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