状態異常の耐性について

はじめに

筆者の各パーティ記事や単体記事を見てもらえばわかると思うが、テリワンSPの対戦において状態異常とその耐性霧同様に勝敗を左右するほど重要な要素である。
ただし始めたばかりの人にはその重要性が分かりづらく、記事を読んだ方もなんでこんなに耐性ばかり上げているのか分からない方も多いのでは?と思い今回の記事を書き始めた。
かくいう筆者も始めの頃は異常耐性など全く考慮せずにステータスアップや特技を優先にスキルを選択していた。
それでは勝てないと理解してからは異常耐性を意識しながらスキルを選択するようになった。
そんな各種状態異常耐性の考慮すべき優先度推奨耐性レベルをまとめてみた。
スキルを選択する際の参考にしていただければ幸いである。


・眠り

優先度:
推奨耐性レベル:無効

眠り状態になって行動不能になる状態異常
ただし攻撃を受けると解除されることがある。
超甘い息というどのモンスターにも口伝でお手軽に覚えさせることができて、かつ高確率で眠り状態にさせる凶悪技があることから、今作において非常に重要になる耐性。
しかもムドーやフェアリードラゴンなどの眠りブレイク持ちを前にすると耐性が激減でも高確率で眠らされてしまうため、もはや無効耐性以外は意味がないといっていい。
どのモンスターもスキルを考える時はまず眠り耐性を無効に出来るかどうか調べるのが出発点になるぐらい重要な耐性。
もしも無効耐性まで上げられないのであれば、中途半端に眠り耐性を上げるよりも、割り切って他の耐性を上げて、超甘い息は耐性以外で対策したほうがいい。
とはいえ幸いにも眠り耐性を上げられるスキルは優秀なものが多く、強力な特技などと両立させることができるため、無効耐性まで上げること自体はそれほど難しくない…はず。
ちなみに眠り耐性が無効でも、相手のJOKER(眠り耐性反射)に超甘い息を反射されると確定眠り状態になってしまう。
そのため超甘い息を使わせるモンスターの眠り耐性の優先度は低い


・マインド

優先度:
推奨耐性レベル:激減以上

いわゆる1ターン休みになる状態異常
いあつ、ギロギロ、プレッシャー、ラブリーなどのマインド状態にさせる特性や、メタル系対策でおぞましいおたけびなどのマインド状態にする特技も対戦でよく使われることから、眠り耐性同様に重要になる耐性。
特にいあつはシャムダや黒竜丸などの対戦でメジャーなモンスターが持っている特性で、耐性が低いと行動不能にされて数的不利の状態で対戦が始まってしまう。
また特性であることから、超甘い息ややけつく息のように相殺や身代わりなどで対策できず、耐性を上げることでしか対策できない。
耐性レベルは、いあつ等の特性だけを考えるなら半減以上あればとりあえずマインド状態になる確率はそれほど高くない。
ただ高確率でマインド状態にしてくるせんれつなめもあるので、出来れば激減以上まで上げておきたい
眠り同様にマインド耐性を上げられるスキルも優秀なものが多いので、耐性を上げることだけならそれほど困らないはず(眠り耐性と両立できるかは別)。
ちなみにマインドの重ねがけも一応可能ではあるが、マインド状態はなぜかいてつくはどうで解除されてしまう(解除されてもそのターンは行動不能)。
そのため対戦時の装備が実質光の杖の1択である今作においては重ねがけしてもほとんど意味はない。
また超行動早いを持つモンスターは、超甘い息などで眠らされてしまう前に動ける可能性が高いので、対戦開始時にいあつで行動不能にならないように眠り耐性よりもマインド耐性の方を優先して上げるといい


・マヒ

優先度:
推奨耐性レベル:軽減以上

数ターン行動不能になる最強の状態異常。
眠りやマインドの上位互換的な状態異常ともいえる。
ただし強力な分やけつく息などのマヒ確率は厳しめに設定されている印象。
さらに超甘い息やせんれつなめのように高確率の上位技がないこと、またマヒブレイク持ちにあまり性能が高いモンスターがいないこともあり、耐性は軽減以上あれば意外と痺れない。
ちなみに軽減では(スライダークロボやメカバーンなどの)ビリビリボディのモンスターを超隼斬りなどの多段攻撃で攻撃してしまうと、マヒ状態になってしまう可能性があるが、マヒ状態になるのは攻撃後であるため、パーティ内に光の波動を使えるモンスターがいれば問題ない。
逆にパーティ内に光の波動を使えるモンスターがおらず、それでいて超隼斬りなどの多段攻撃を使わせるモンスターはなるべく無効耐性まで上げておきたい。
ただしマヒ耐性を上げられるスキル自体がいまいちパッとせず、さらに眠りやマインドと同時に耐性を上げられるスキルもないこと、またそれらの耐性の方が優先度が高いことなどから、どうしても穴になりがちな耐性である。
オンライン他国でやけつく息を使われることは稀かもしれないが、対戦を突き詰めた環境ではその穴(強力な状態異常にも関わらず耐性が低いことが多い)をついてやけつく息が多用される。
さらに状態異常耐性が高いおにこんぼうフォロボスも唯一マヒのみが有効であることが多く、AI対戦環境では非常に重要になってくる耐性である。


・混乱

優先度:
推奨耐性レベル:なし

行動不能or敵味方ランダムに通常攻撃をしてしまう状態異常
眠りと同様に攻撃を受けると解除されることがある。
今作5本の指に入るといっていいほど優秀なスキルでもある【真魔王ザラーム】で眠り耐性と同時に耐性を上げられたり、そもそも多くのモンスターが混乱に耐性があることも相まって、混乱が有効に働く場面が少なく、残念ながら混乱させる特技自体あまり使われていない印象。
耐性を上げておくことに越したことはないのだが、混乱耐性を上げるためだけにスキル枠を使うほどの価値はない。


・マヌーサ

優先度:
推奨耐性レベル:なし

通常攻撃や斬撃が当たりにくくなる状態異常
そもそもマヌーサ状態にする〇〇の息が存在しないことや、耐性を上げたところでジゴフラッシュをくらってしまえばマヌーサ耐性を無視して確定マヌーサ状態にされるため、対戦においてはほぼリーズレットの吹雪呼びに対する専用の耐性といってもいい。
また【邪獣ヒヒュルデ】【闇竜シャムダ】【魔戦士ホゲイラ】【ゆうしゃのふえ】などの優秀なスキルでマヌーサ耐性を上げられるため、特に意図せずとも無効耐性になっていたりする。
正直対戦においてはほとんど意識をしなくていい耐性だろう。


・どく

優先度:
推奨耐性レベル:なし

毎ターン少量のダメージを与えるというだけの最弱の状態異常。
耐性は考えなくていい。以上。



まとめ

優先度は
眠り耐性≧マインド耐性>マヒ耐性>>混乱耐性>>>マヌーサ耐性>>>>>どく
といった感じ。
特に今作は3大状態異常(眠り、マインド、マヒ)の推奨耐性レベルを意識してスキルを選択しておけばいい。
ただしパーティ全体を支えることになる回復役だけはマヌーサ、どく耐性を除く全ての異常耐性が無効であることが理想。
無効に出来ない耐性は相殺や身代わり等でカバーするしかない。

ちなみに(眠り攻撃などの)〇〇攻撃+れんぞく+ギガボディも高確率で全体を状態異常にしてくる強力な攻撃手段なのだが、JOKERなどのつねにアタックカンタがいれば状態異常ごと反射してくれるので、逆にイージーウィン出来てしまう。
JOKERはさらにゲーム内唯一の眠り反射耐性でもあるため、とりあえず雑にJOKERを入れておけば様々な対策になってくれる。


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