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Amazonロッカーの信頼性-1

 コロナ禍はじまって以来、つまり3年近くぶりに池袋のジュンク堂で立ち読みをした。ターゲットを絞って本を買うならAmazonのほうが便利だが世間の動向を感知するとか意外な知らない本をみつけるには実店舗のほうがよろしい。何階だったか先に亡くなった小田嶋隆氏の平積みコーナーを見つける。チラリと読んでみて「上を向いてアルコール」を「買い」と判断するもその場では購入せずに撤収。Amazonで買えば多少ともポイントがつくという浅ましい考えの故。これが今回の件の発端であった。
 もともとAmazonのおお得意様な私は商品の受け取りはコンビニ指定が多かった。昼間は家にいないことが多いので。ところがコロナの影響などで置き配が原則となった今、コンビニ受け取りとする意味は私には薄れ最近はAmazonロッカーを使用するようになった。コロナにより外出の機会が減ったので強制的に散歩するためである。取りに行く場所は近くのショッピングモール。そこは建前は夜22:00には営業終了なのだがロッカーの場所までは深夜でも到達できる。コンビニでの受け取りと違って店員の伝票処理のための待ち時間もない。技術の進歩とはよろしいものだと感じていた。この事件の前までは。
 さてAmazonで注文した本がロッカーに格納されたなるメールが届いた。この日はほぼ終電で帰宅。駅から直結のショッピングモールの停止中のエスカレータを階段として使ってロッカーへと到達。例の6桁の番号をキーボードで入力する。ロッカーのどこかでカタカタと音がする。今日はどこの扉が開くかと思ったがどこも開かない。ナンダとタッチパネルを見るに「システムエラーが発生しました」なる表示。ピンチである。もう一度暗証番号を入力するにカタカタと音はするが扉はは開かない。再々トライにてはカタカタと音が聞こえる間にそれらしいドアを手で叩いてみたりする。これを何度か行うも徒労。Amazonに連絡する方法はないのかとパネルを見るに何やら二次元バーコードをみつける。スマホで読むにURLが表示されそこをクリックするにAmazonのサイトに飛ばされただけだった。私はスマホでは買い物しないのでパスワードなんて覚えてないしアプリも入れてないのでここで詰み。歩いて帰宅するとした。
(続く)

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