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シンガー紫さんによる、アルバム『To,bE』レビュー Vol.2

上記、Vol.1の続きになります。

では、続けて、『NEo ROmANT!X -K2R re=m!x-』

紫(以下M):この曲は『Stardust boyZ -K2R re=m!x-』と同様、K2RさんとQAZUさん参加ということで。
みごとに違う曲になってますよねwwそれがいいというかw


もはや、原曲のアレンジの欠片もないですね(笑)


M:一曲目のバージョンでの艶っぽさというかモータウン的な洋楽っぽさがなくなりましたね(あ、どちらの曲にとってもいい意味ですw)


謎のラップや新しい音もたくさん加わっていますね。


M:頭の声に「いや誰?!!」ってなりましたけど(笑)たくさんの個性が加わってこんなに変化する音楽ってホントにおもしろいなぁ、コラボ?って楽しいなぁって。「アユ犬バンド」を見た!(聴いた?)って気がしました。


次にくるのが『rA!nY CloUd in tTE SpAce 』というピアノが中心のスペイシーなインストです。


M:一転して、切ないというよりはただゆっくりと受け止める。自分の中に落とし込む感じの。


聴いた時のイメージですね?



M:いつも勝手なイメージでお話して申し訳ないのですが、森。月夜。大きな池。涙なのか・雨なのか。静かでさみしくて、でも優しい月明りに守られている世界


なるほど~、予想外の言葉が出てきて面白いですねっ。その余韻から、宇宙船のエンジン音のような音が切り込んで、Rock The Cosmos -oR!G!n-』になだれ込みます。これは二曲目の別バージョンですね。


M:目まぐるしさにハッとします
あたしの中で「THEアユさんの曲」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
これぞアユさん!!ってテンションあがりました。


U0。0Uさんによると、ヘビメタバンドがやってる感じにしたかったとのことでしたよ。


M:全体のくねってうねってる音にドラムが気持ちいい!


非常に生っぽいドラムですよね。バンドっぽいというか。中間ではプログレっぽい変拍子になるけど、スピード感は変わらないっていう。


M:中盤の変わっていくメロディの不思議がたまらない。ジャズのような音だったり遊びがかっこいいです。個人的に終わり方とか最高です。好き。


確かに、ジャジーなドラムも出てきますね。



M:ライブでぜひ見たい。盛り上がるんだろうなぁ


では、ぜひライブで一緒にロック!ロックザコスモス!と拳振り上げて叫びましょう(笑)続いて、一番の問題作とも言えるアルバムタイトル曲『To,bE』


M:アルバムのタイトル曲ってつい注目しちゃいます。頭に持ってきてもいいくらいの存在感ですね。


実際、U0。0Uさんはこの曲をどこに置くか、すごく悩んだそうですよ。カツラリミックスコーナーをもっと後ろにしようかとか。でも、バンドのアルバムだからメンバーの音を前面にしたいからと、この位置になったと聞きました。この曲はU0。0Uさん独特のシンセサイザーの音が前に出ていますよね。



M:脳に響くショートしそうなビリビリした音が終始鳴り響く中で静かに響くアユさんの声がグッときます。


この曲はとくにかもしれないですけど、声がよく響きますよね。歌の聞こえ方にものすごく気を配っていると思いました。次々に色々なフレーズが出てきて、個人的には追いかけきれないです(笑)


M:これも音の変化や構成が複雑で思考の渦に引きずり込まれるような、「どこに行くんだろうあたし」みたいな。


確かに自分の体験と重なって聞こえる箇所、ありますよね。記憶と重なって深く落ちていくような…。


M:昔聴いたような初めてのような知らない洋楽を聴いてるみたいな、なんとも不思議体験
でもこれも「浮遊感」があるのです。


最後の“愛するココロを持って”という最大のメッセージからブチ!とシンセサイザーの音が途切れて、ピアノソロ『spArkLe』に切り替わります。


M:アルバム「rED DatA」の音源と同じでしょうか?
ここに入れてくるのはまた何か意味があってのことなのかな。ゆっくり戻っていくイメージというか。今まで見てきて体感してきたことを遠くから眺めながら浄化していく感じ。
魂を昇華させるレクイエムにも聴こえます。美しい。


U0。0Uさんが前にインタビューで、この曲は…

M:レビュー読み返したら絶滅から救うって書いてあった!!すみません。
このアルバム、Life とLove  はとても伝わってきます。その曲その曲に背景やドラマを思いながら聴かせていただいています。


そして、最後に再びカツラワールドの曲『命の種 -K2R FuTure baSs m!x- 』がエンドロールで流れます。


M:また違う曲になってる!!って思ったのですが、これはこれでなんでこんな切ないんでしょうね。
三曲目のは優しくてさみしくて・・・今回は強い音の仕上がりに悲しみ落とされてて。後半のギターが泣いているみたいで。素敵でした。


長々と、お疲れさまでした。レビューありがとうございます!
最後まで読んでくださった皆さんも、ぜひアルバム『To,bE』を聴いてみてくださいね♪
アナタのTo,bEがみつかるかもしれませんよ☆

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