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泥船から降りれない

Xこと旧Twitterのブロック機能の仕様変更が正式にリリースされた。
あぁ、ついに来たかと……。
イーロン・マスク氏のつぶやきから実装は想定されていたがいよいよ正式にリリースとなると憂鬱だ。

最大の変更点であり懸念点は
ブロックした相手からこちらのポストが見れる
これだろう……。
イーロンはブロック機能の意味を理解されているだろうか……?
私がブロックをするときは大きく二つに分けられる。

一つは思想のすみ分けだ。
推し活の方向性からCP傾向、政治思想に至るまで、相手の投稿内容が私の考え方と合わない、受け入れられないときにブロックする。
こういう時はたいてい相手にとっても私は不快な存在であるので関わり(フォロー関係、リプライなど)の有無に関係なく、今後のトラブル回避のために双方見えない状態にしたい。
そのためにブロックする。
心の安寧のためである。

もう一つは配慮である。
先日話したVtuberはじめ実在の人物に関するグッズをお取引(X上で個人間の交換、譲渡、買取)を行うことがある。
この際は探している相手にたどり着くためにポストにライバーの名前やファンマークを記載するが、万が一エゴサに引っかかってしまわないようしておきたい。
自分のグッズがどう扱われているか、想像はしていても見たくないという人もいるだろうからだ。
事前にライバーやアイドル、その他公式アカウントをブロックしておくことでエゴサに引っかかるリスクを下げる。
(完全になくすことはできないけど……)

どちらもSNS上で平穏に過ごすためには必要なブロックだ。
しかし、ブロックしても相手がこちらのポストを見れるようにしてあるとしたら……?
これらは機能しなくなる。こうなるともう、X自体を使用し続けることを考え直さずにはいられない。

いや、今までも機会はいくらでもあった。
トップがイーロン・マスク氏に代わって以降、その機会は何度もあった。
社名(アプリケーション名)が変わったし。
突然フリート、サークルが実装され、消えたし。
おすすめ欄(全然役に立たない)が実装されたし。
都度、どこか別のSNSに……と思いつつ長いアカウントは10年以上運用していることもありなかなか踏み切れなかった。
しかし今度こそ、今回こそは引っ越しの最後のチャンスかもしれない。

といっても私はまだX(旧Twitter)にしがみつき続けるのだろう。
何ならライバーグッズお取引用のアカウント作ったし……。
どうにも長年親しんだこの場所から抜け出すのは難しいらしい。
この泥船が沈むまで、もう少し様子を見ていきたいと思う。

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