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生きるに悩むお金事情

転職をした。
ひとつ前の記事でも書いた通り、4月の末で前職を辞めて新しい仕事を探し始めた。
正確には在職中から探していたのだがこれといったものがなく……伸びに伸びて7月になってようやく、というか妥協して現在の仕事を決めた。
働き始めたのは8月からだ。
某大手企業の営業事務(派遣)である。
営業事務経験はそれなりにあったし、PC周りの操作にも抵抗がないということでご縁をいただけた次第だ。拾ってくれた派遣会社と派遣先の会社には感謝している。
ただ、もうちょっとお給料上がらないかな……、というのが正直なところだ。

確かに業務内容は専門性も必要なければ資格も必要なく、どちらかといえば言われたことを黙々とこなせれば大丈夫な内容。発想力とかコミュニケーション力も多くを求められるものではない。

でも、アラサー(そしていずれアラフォー)の一人暮らし女である。
最初の職場のころから徐々に壊れていったメンタルはまだ不安定で通院は欠かせず、他にもちらほら不調を抱えている。
家賃、光熱費、携帯代、食費……給与はほとんど残らない。
貯金もできなければ月に一度友人とランチするお金もない(高級店ではない)

それでも今は実家住まいのころに貯めた貯金があるが、それも近年のフリーター生活とグッズ集めの推し活に目覚めたことでかなり減った。
じゃぁ、グッズ集めとかやめればいいじゃん、という話なのだが……。

ここで日本国憲法を思い出してみる。
税金を納める義務を果たしている私には、「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されても良いのではないか?
少々年金納付が遅れたことはあるものの、これまで一度も税金を滞納したことはない。選挙も欠かさず行っている。犯罪も犯していない。
自分で言うものではないがわりとまっとうな善良な市民である。
健康の部分はともかくとして(医療費の控除などは受けているので)、文化的の部分がものすごく圧迫される現代社会に納得がいかない。

人間はご飯を食べて労働をして寝るだけではだめだろう。
本を読んだり映画を見たり、同じ趣味の友人と語り合ったり、そういう時間があってこそ文化的といえるのではないだろうか。
もちろん、それらをするためには一定のお金がかかる。
そこで自分の生活を振り返りどの程度お金があればいいのかザクっと計算してみた。

・家賃、光熱費、携帯代→ 10~15万円
・食費、消耗品費、雑費→ 10万円
・服飾、交際費(推し活含む)→ 10~20万円

最低手取り30万円ほしい。欲を言えば将来に向けて5~10万円は毎月貯金したいので40万円ほしい。

これが理想であるが、現状の私の給与では昇給したとて到底まかなえそうにない。
そういうと、私の仕事が悪いとか、資格を取らなかった、努力しなかったといわれるかもしれない。
そういう部分ももちろんあると思う。
でも、物価に対して最低賃金が低すぎないかなぁ、と思うのだ。
私の生まれ育った大阪市内の家賃、よほど辺鄙か事故物件でもない限りなかなかに高い。時給1500円とかの人間は人権が脅かされるレベルである。

老後だって自分で稼いで貯めて面倒を見なければいけないのだ。
そう考えると何もかもが足りない気がしてならない。
せっかく決まった仕事だがいずれまた転職かそのあたりも視野に入れねばならないと考えると頭が痛い、胃が重い。
なんだか新しい首相が誕生して選挙が行われるようだが、早くこんな世の中には変わってもらいたいものである。

追記
副業はいろいろ考えてみたがどうにもまだ体力が追いつきそうにない。
追いついたらやってみれば少し生活が楽になるだろうか。

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