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5歳の私はアシカになりたかった

年の瀬が迫ると、こういう話題でてくるよね。というわけで、

#かなえたい夢

そもそも夢といっても実現可能なものから不可能なものまで、いろいろあると思うのだが。
今、かなえたい夢を考える前に少し過去を振り返ってみる。

確認できる私の最初の夢は、「動物園のアシカ」であった。
(※両親調べ)
小学校に上がる前、頻繁に連れて行ってもらっていたこともあり、動物園は身近な場所で、そこにいるアシカがたまたま目に留まったのだろう。
将来は動物園に会いに来てね、と母に言っていたらしい。
野生ではなく動物園なのがまだまだ親と離れたくない幼子らしい。

次の夢は魔法使いだ。小学校に上がってから出会ったハリーポッターとCCさくらの影響を受けまくっている。
わりと真剣に魔法学校の入学案内を待っていた記憶がある。なんとも純粋で夢見がちなかわいい夢であった。
その次、小学校の卒業文集に書かれた夢は「獣医」であった。
これは完全に「動物のお医者さん」の影響。北海道へのあこがれを募らせていた。

なお、この夢は中学に入って数学に挫折したことで早々にあきらめる。
その次はオタクらしく一瞬だけ「声優」が過ぎったものの、この辺りから現実よりの思考を持つようになり、「公務員(地方)」が第一候補に。
学校図書館司書の母、小学校教諭の伯父、市役所職員の伯父と従兄の影響はでかい。
比較的公務員の仕事が身近だったこともあり、大学生の時にはインターンにも行った。

しかして、ここでも学力の壁によって就職はかなわない。
ちなみに地方公務員試験(行政職)の勉強をすると概ねの企業の入社試験でトップクラスの成績を叩き出せる。中小企業なら確実に試験は突破可能だ。

そうして挫折や失敗を繰り返し、さらに就職先で病みに病んだ今の夢はなんだろうか?

とりあえず、来年こそは生活の収支をプラスにしたい。
(現在は貯金を切り崩すマイナス収支である)
可能ならば正社員で、毎日とは言わずともリモートで仕事したい…。
残業はしたくないし、有給は好きに取りたい。
と、ここまでが現実的で身もふたもない夢である。

もっと先の夢の話をしよう。
私には結婚願望も出産願望もないので老後までおだやかに過ごせるように貯金が欲しい。
具体的に言うと宝くじか馬券あたりで3億円くらい当てたい。
いや、本当にこれ切実な問題である。
だって、一人で生きていくとなったら病気の時の費用も、老人ホームも、葬儀も墓も……全部自分負担だもん。
年金とか、いつもらえるかわからないし、それだけでは生活できないし。
いつだったか老後資金は2000万円なんて話を聞いたが、それはあくまでも健康な老後の話。
私の両親や今の自分の体調を見れば健康な老後などありえないのだから、病気やそれに伴う早めのリタイアにも備えておきたい。
そうなると先立つものはお金なのである。

と、ここまであまりにも現実的すぎる夢の話をしてきたが幼少期に戻ろう。
もし、夢がかなうなら室内単独飼育の猫とか、ペットになりたい。
大事にされて怠惰に生きたい。
働かなくてもご飯が欲しい。

きっとこれ、人類共通の夢なんじゃない?と思う。


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