#10 いざ、お風呂の防水テスト!
仕事して、ひとっ風呂浴び、ビールを1杯ひっかける。
そんな家路につくまでの幸せな一連の流れが日常になったなら。スーパー銭湯ならぬ、ハイパー銭湯・BathHaus があなたのささやかな夢を叶えます。
こんなコンセプトのもと、2018年11月下旬代々木上原にコワーキングスペース・銭湯・クラフトビールバーが1つになった〔ハイパー銭湯 • BathHaus〕をオープンします。オープンに先立ち、このマガジンでBathHausができあがるまでの過程やコンセプトなどを綴っていきます。
*📢コワーキングスペースはメンバーの先行申込み受付中!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
だいぶ久しぶりの更新になってしまいました…😨💨
11月に入り、いよいよオープン予定日まで残り1ヵ月を切ると、次から次へと決めることが飛び出す日々。施工はもちろん、店内に用意すべき備品や装飾など準備するものは山のようにある。
ここ数日はショップカードのデザインをしたり、暖簾や脱衣所用の鏡、ビールグラスを探したり、インターネット設備の準備をしたり…と細々した作業をしている。
そんな傍らで工事は休みなく進行しており、お風呂は防水工事を終えて左官が始まり、デスクや床・壁の下地も完成しつつある。
(TwitterやInstagramでは現場模様を随時お届けしております📸)
お風呂の防水テスト
10月の工事期間は、ほぼお風呂のための排水設備と防水対策に費やされた。スケルトンで真っさらだった空間には、いまや無数のパイプが上にも下にも張り巡らされている。
施工会社の社長である和田さんが「このパイプが綺麗に全部繋がっていくのが嬉しいんだよねえ〜」と、ニコニコしながら配管を眺めている姿にオタクを感じたりもした。(オタクは褒め言葉)
これらの大掛かりな工事を経て、ついに防水対策が完了したお風呂がテストに臨む日がやってきた。この「防水テスト」は、丸1日をかけて行われる。
まず、早朝から6時間ほどをかけて浴槽を水で満タンにする。
BathHausの浴槽は一般的な銭湯と比較すると小さいものの、やはり家庭のお風呂とは全く大きさが異なり、水を貯めるには時間がかかる。
🌊 AM6:00から3時間が経ちました…の図 🌊
🌊 PM12:00 満タンのお知らせ🎉 の図 🌊
ここから、24時間放置する。いい子にしててね…と願いながら明くる日を迎えた。ここで漏水が発覚すれば一大事、銭湯で漏水なんて起きたら大変だ。(銭湯でなくても大変だ)
現場に到着すると、お風呂はそんな心配をよそに、無事に防水テストをクリアして更なる仕上げをしてもらっていた。念のため最後の防護用の塗装を行い、その上にメッシュ状のシートを挟んだ上で左官を行うそうだ。
生まれて初めての銭湯づくりによって、普段何気なく通っていた銭湯の偉大さに気づかされる。しかも現存する銭湯の多くは、戦後間もない時期に建てられているのだ。長期間の地道な作業を何度も重ね、大掛かりな工事を経た末にでき上がる大きなお風呂。愛おしさも倍増である。
さようなら、パイプ
さて、巨大な排水設備が張り巡らされている銭湯エリアだが、それは床下に収納される。この剥き出しで格好良い姿も見納めなのだ。
ついでにトイレの排水もこの床下に収まっている。こうして工程を見ていると、家の水回りが一段上がっている理由が分かったりして面白い。
明日はこの出来上がってきた空間の色付けを決める打ち合わせ。予めお願いした色で塗装サンプルを作ってもらっている。それを実際に検証して配色を決めれば、いよいよ塗装工程へ進むゾ!