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君の小説に登場する僕は

 伊東健人さんが出演されている3公演をすべて見に行きました。諸々初の運営さんだったのか、こうしたらいいのになあ、ああしたらいいのになあと浮かぶことはありつつも、今後の改善に期待しつつ着席。以下、演者の皆さんに関しての感想です。 5/4 公演(敬称略) 伊東健人 一言でいうと「ダメ男」なのだけれども、根は優しい、というある意味主人公に置かれやすいテンプレート的性格。他2公演と比べ、この日の演技は直情的で彼の子供っぽいところが前面に出されていた気がする。狩野さんとのアドリブ箇所

    • 「僕ら的には理想の落語」金週初笑い?! 妄想亭四人会

       配信にて、昼夜と鑑賞いたしました。 バラエティパートの感想は、まあ……さておいて(笑)、簡単に噺に関する感想を。 『小僧いじり』 昼・夜共通演目。当初は妄想亭茸丸役の榊原優希さん、同門万識役の中島ヨシキさんふたりで行う予定でしたが、榊原さんが新型コロナウイルス感染のため欠席となり、中島さんひとりでの高座となりました。 昼公演ではアドリブを多く盛り込んだらしいためか、主軸となる噺の筋が迷子になっていた印象でしたが、夜公演ではアドリブを盛り込みつつ、しっかりと噺の筋を保ちなが

      • ボテロ展 ふくよかな魔法

         雨降りしきるなか、久々に美術展に行ってまいりました。 その名も「ボテロ展 ふくよかな魔法」。芸術鑑賞は好きであるけれども、わざわざ自発的に足を運ぶタイプではないため、確か10年以上ぶりくらい。あいにくの天気となりましたが、余程でなければ左右されないところが芸術鑑賞の良いところです。  さて、入館し、音声ガイドで解説を耳にしつつ鑑賞。 たくさんの迫力ある絵画が並んでいましたが、単純に好きだなと思ったのは3つの「花」のゾーン。単純に明るい色調で見ていて楽しくなるのもあるけれど、