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月刊ロリババア4月号

こんばんは、またお会いしましたね。月刊ロリババアの華紗ちゃんです。お元気でしたか?
今月号は更に人生を深掘りするテーマ、「ぼくたちの失敗」でお届けします!
まずはわたしの失敗からお話ししましょう。自分語りが苦手な方はフィクションとして読んでくださいね。

わたしはごくありふれた子どもでした。成績は中の上くらい、通知表も体育以外は4と5が並ぶような生徒でした。いじめや嫌がらせにあったりもしましたが、持ち前の負けん気でいじめた相手に机を投げたりしたりとなんとか持ち堪えていました。そんなわたしは大学受験に失敗し志望校に軒並み落ち、三流大学になんとか入学しました。ところがこの頃から毎日、幻聴が聞こえるようになり、怯えたわたしはリストカットや自殺未遂を繰り返すようになりました。当時、死の恐怖から逃れるためにクラブに通い始め酒を浴びるように飲み現実逃避を繰り返していました。酷いときは朝からお酒を飲んで登校していました。そんなある日クラブで東京のDJをする男性に出会いました。わたしは彼に夢中になりました。彼の長い髪、交友関係、音楽的才能、そしてその優しさに溺れました。彼はズブズブと死に近付くわたしに手を差し伸べてくれたのです。ズタボロになったわたしの身体を慈しみ、深夜に泣きながら電話しても怒らず朝まで付き合ってくれました。
その当時、わたしはポエトリーリーディングを始めたばかりでした。当時まだ認知度が低く、やじの飛び交うなかライブハウスで、ストリートで、わたしは詩を読み続けました。居場所が欲しかった、ただそれだけでした。
わたしは東京に憧れていました。東京に行けば成功して、死の恐怖からも逃れられて、彼とも上手くいくと信じきっていました。そして、わたしは大学を辞めたのです。今思えば、なんてことをしたのだろうと思います。若くて愚かで浅はかでした。わたしは恵まれた環境を自分で捨てたのですから。そしてわたしは東京へ向かいました。
東京は魅力的な街です。雑誌に載っているお店、可愛いお洋服、キラキラした有名人。でも、待っていたのは暗いアパートで彼の帰りを泣きながら待つだけの日々でした。仕事を紹介してくれる友人もいました、気にかけてくれる親もいました、彼はずっと変わらず優しかった。けれどわたしはひとり潰れました。東京に負けたのです。コンビニへ行くのも怖くてアパートの部屋から出られず、どんどん痩せ細り、自傷癖は悪化。現実と妄想の区別がつかなくなり、最後はアパートを飛び出し実家に帰りました。東武東上線の車内でわたしはわんわん泣きました。
これがわたしの最初の失敗です。ここから坂道を転げ落ちるかの如く、転落人生を歩むわけですが、それはまた別の話。

〜匿名希望さんの失敗談〜

いまから10年前くらいの話で、mixi時代かな、トップ画がめっちゃかっこいい子がいて
足跡めっちゃしていて、知り合った子で、
ラルク好きの美少年って感じだった。
けども会ってしばらくすると、女の子ってわかって、その当時クラブやイベント、ハプニングバーによく行っていた。
その子と会うのは何時も渋谷だったなぁ。

その子は右太ももに紫蝶タトゥーがあって。
モデルみたいな細い身体によく似合っていた。

私はその子とは正反対でもっちゃりして幼いしタバコも酒も飲めないし、、って感じだった。

最初に「僕を愛してるなら蝶いれてよ」って言われ胸下に1センチくらいの小さな紫蝶をいれてアンジェって名前で可愛がってくれていた。

けども私が、イベントとか、行くとヤキモチとか情緒不安定になってイライラしてきていつ振られるかわかんない状態だった。
その時右太ももに10cmくらいの蝶をいれて、
2人の子として愛でていた。

けどもそんな日は続かず、その子は美人でスタイルも良かったから
薔薇みたいだって、
私はかすみ草だねって純喫茶で言ったら、
いきなり出て行かれて振られてしまった。

残ったのは蝶二匹、、、しばらく蝶と一緒に暮らしたけども、結婚する事になり、今の旦那と同棲はじめたあたりから、
レーザで消し始めたよ。いまはすっかり消えたねー。


おわり

ひとは失敗をします。
何度も失敗をします。
どれだけ賢い人も
失敗しないひとはいないでしょう。
大切なのは何かに挑んだこと
そしてそこからのリカバリーだと
わたしは思います。
わたし自身、失敗だらけのぼろぼろの人生です。
けれど、何もせずただ指を咥えていただけの人生より随分楽しい人生になりました。失敗は痛くて、つらくて、恥ずかしいものです。けれど、その先に何か得るものがあるはずです。今回は匿名希望の方から貴重なお話しを聞けました。ご本人としてはつらい経験でしたでしょうが、わたしはこの体験を聞いた時、なんて美しいんだろうと息を呑みました。人生は長いです、これからもわたしは失敗を重ねるでしょう。そしてそのたびに後悔し、みずからを恥じるでしょう。けれど、そこで倒れたままにならない自信だけはあります。みなさんもそうではないでしょうか。ロリババアにもなるとひとに言えない過去のひとつやふたつはあります。けれど、それを抱えながら、強く生きてゆく力こそが真の美しさではないでしょうか。あなたの人生はどうでしたか?一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。



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