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でっかいピザでも頼んで


司書教諭だった母の影響で
幼少期から本を読むのが好きだった
というか、当たり前の日常でした


かいけつゾロリシリーズ

自分はかいけつゾロリシリーズが好きで 
図書館でよく借りていたのですが

街の小さい図書館では司書の方達から
存在を認知されまくりで

かいけつゾロリの新作が入荷されたら
予約してないし頼んでもいないのに

「ゾロリの新作とっておいたよ!」

と、取り置いてくれたりしていました
有り難き古き良き田舎の光景ですね 

そんなゾロリ、実は最初は主役ではなく
ほうれんそうマンに出てくる
敵キャラだったこと知ってました?

小学生の教科で英語がスタメン入りする前だ!


あと学校の怪談シリーズ全部持ってましたね

また読み返してみたいなぁ

でもどんどん怖い話を読んでいく内に
慣れてきて全然怖いと
思わなくなっちゃうんですよね

そんなある日父親の本棚に
ある本を発見してしまいます……

『着信アリ』です

(表紙の絵を見てびっくりしちゃう方も
いらっしゃるかもしれないので今回は
くまちゃんのお面をつけてもらいます)

児童向けの怪談話しか読んでいなかった
自分は衝撃を受けます

そしてここから少しずつズレていきます

山田悠介、乙一などの本を
図書館から借りて読み漁り

小学6年生頃、最終的に
この本に辿り着きます

こんな本読んでる子ども嫌すぎる

短編集なのですが、表題作「姉飼」の耽美で
グロテスクな世界観に惹かれて
ボロボロになるまで何回も読み返しました

今の自分を形成した一冊かもしれませんね

(他にはジャングルジムとセックスする話
とかあった気がします 最悪ですね)

子どもの頃好きだっただけで
今読むとそんなに刺さらないかな?
と思って遠藤徹さんの別の本を
最近読んでみたのですが

普通に楽しく読めたので
遠藤徹さんが好きなんだと思います


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小学生の頃なんかは
教室で本を読んでる子よりも
外でサッカーしてる子の方が人気でしたよね

その雰囲気が高校まで続きました

大学ではスポーツができるとか
本を読むから友達が多い少ないとか
あまり関係なくなっていた気がします

20代前半になってもその感じが続きましたが


30代に足を踏み入れて思うことがあります


それが、

この10年間本をいっぱい読んできた人と
全く読んでこなかった人って
明らかに違う気がする

ということです

とってもお話が上手なYouTuber
話していてめちゃくちゃ楽しい友人

もれなく全員めちゃくちゃ本読んでる

読解力と言語化する能力って別物だという
認識でしたが、どうやら密接に
関わってるのかもしれないですね


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自分はあまり親しい人の影響を
受けにくいタイプだと思っています

友達の好きな歌手を自分も好きになるとか 
家族が読んでる漫画に自分もハマるとか

そういうことが人よりも少ない気がします

それは読む本のジャンルも然りで


ただここ最近ようやく友人の影響で
新書を読むようになりました

最初、新書をおすすめされた時は
「新書」という呼び方すら
ピンときていなくて

この縦長の本は本屋さんで
目にしたことはあれど 
難しそうなイメージがあり
手に取ってみたことはありませんでした

でも読んでみると面白いものですね

中には難解すぎて読むのを断念しそうになる
ものもありましたが、自分の知識レベルに
合ったものだと知的好奇心をくすぐられて
ぐんぐん読み進められてしまいます

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新書を勧めてくれた彼
(あだ名はいぬちゃん)は
色んな本を読んでいて

自分にはない視点で物事を捉えているので
いつまでも話していて飽きないし
気づきや学びがたくさんあります

様々なことを話していて
あ、自分ってこんな風に考えているんだと
気づくことが多々あって

他者との関わり合いでしか
自分って分からないものだなと思ました

(彼はいぬちゃんですが、
どちらかと言うと猫っぽい性格な気がします)


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自分には「人間関係リセット症候群」の
癖があって、進学や卒業、転職など
人生の節目節目にそれまで構築してきた
人間関係を全てまっさらにしてしまいます 

みんなのことを嫌いになってしまった
訳ではなくて、むしろ大好きで

でも自分が生きていくためには
どうしても必要なことで……

自分から連絡をしなくなった立場で
言えることではないけど
 
どうせ縁がある人は何をしても
何をしなくてもまた繋がるだろうと
楽観的に捉えているきらいがあります

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自分は気づいたら鬱病をこじらせ
精神障害者になり30歳になった今
実家で子供部屋おじさんをしています
(在宅勤務でなんとか働けています)
  
かつて同級生だった人達は
結婚したり家庭があったり
バリバリ仕事をしていたり
家を建てたりしているのでしょうか

「結婚式招待するけん住所教えて!」
「お前今何しよると??」

などのメッセージがしんどくて 
連絡手段全てを断ち切ってしまいました

かつて友人だった彼らには
申し訳ないことをしたと思っていますが  

自分が生きていくためには 
やむを得ない手段だったと思っています


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いぬちゃんは、自分から見て
今までリセットしてきた人達

つまり陽のあたる場所で
生活している人で

自分が真っ先に連絡手段を
断ちたくなるような人種…

のはずなのですが

なぜ友達でいれている
(いてくれている)のでしょうか?

たまに不思議な気持ちになります

出会った時自分は鬱で無職のドン底で
彼は自立していて立派な大人で既に
ライフステージが大きく違っていたから?

住んでいる場所がちょっと遠いから
逆にそれが良い距離感になってる?

そういったことも、もしかしたら
要素としてはあるのかもしれませんが

話していて楽しいからだと思います  

(あといぬちゃんがシンプルに大人)
  
いぬちゃんは人生を
めちゃくちゃ謳歌していて

人生1回じゃ足りない!
あれもこれもしたい!というタイプで

自分は人生を早送りして終わらせたいし
もう生まれ変わりたくないと思っています

あまりにも異なる価値観と性格で
MBTIも全部正反対で相性は最悪らしいです笑

それぞれ信仰している神が違うぐらいに
我々が分かり合える日は一生来ないでしょう 

ですが

お前の言ってること全然理解できんけど
俺ら友達だよね〜❣️
って感じです


今たまたま2人の人生が交わっているだけで
これからまた一旦離れることになっても

友達とは季節に咲く花なので
今を楽しんでいきたいですね


いぬちゃんの圧倒的陽の力で
自分も少しそちら側に引っ張られている
ように感じるのは気のせいでしょうか?

でも職場の飲み会が楽しい
一生理解できないからね

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生まれてきたこと、死ねなかったこと
鬱になったことは不幸でしたが

いぬちゃんに出会えたことは
不幸中の幸いですね〜

何これプロポーズ?



でっかいピザでも頼んで
またみんなで笑おうよ


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