「はなびら」と点字をなぞる
もうnote更新しないと思ってただろ
舐めるな
俺を舐めるな
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自分は読書が趣味でして
年間150〜200冊ぐらい読みます
昔はホラー小説、ミステリー小説が好きで
今は知人の影響で新書を読むのも好きです
本屋大賞ノミネート作品や
直木賞受賞作品も面白いですね
(多くの芥川賞作品や純文学は今の自分には
ちょっと、いやだいぶ難しいです)
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Tiktokで短歌を定期的に
紹介されている方がいて
詩集はたまに読んだりするけど
短歌の本は読んだことないかも
と思って初めて買ってみました
亡くなられた歌人さんのようです
全部読んでみて一番好きだったものを
ご紹介させてください
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「はなびら」と点字をなぞる
ああ、これは桜の可能性が大きい
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点字には、手書きの文字と違って
そこに書き手の癖や個性などは出ません
でも、点字を読んだその人は
「はなびら」が桜の可能性
であることを感じ取っています
点字を読んだその人が
視覚的ハンディキャップがあるのか
先天的なものか後天的なものなのか
31音という限られた音数の中では
測りかねますが
本来無機質な点字であるはずの
「はなびら」から桜の色づきや
匂いを感じたのかもしれません
なぜ「はなびら」が桜の可能性であると
思ったのか、前後の文脈から判断したのか
あるいは点字を読んだその時に
春の風が吹いていたのか
31音のうち2音を使ってもよいと
判断された「ああ、」にはどのような
気持ちが込められているのでしょう
感嘆?あきらめ?
やさしい気持ち?かなしい気持ち?
「はなびら」なので
もしかしたら満開の桜ではなく
落ちてしまったはなびら
雨に流されたはなびら
手すりについたはなびら
色んな可能性がありますね
読み手はどこまでも
その可能性を探ることができます
奥行きがあって、繊細でやさしく、
静謐でみずみずしい詩だと思いました