「ぶつける」と「伝える」
感情を表に出す時、主に二通りの出し方がある。
一つ目は「ぶつける」、二つ目は「伝える」。
今日は二つの違いと、そこから見えてくることを書いていこうと思う。
感情を「ぶつける」と聞いたとき、どんなイメージが湧くだろうか。
・言いたいことを一方的に言う
・自分の価値観、理由がベース
・180km/hの豪速球を投げているイメージ
・主語も結論も「I(アイ)」止まり
では、「伝える」とはどんな風に考えられるか。
・自分の言葉が、相手にどう影響するのかを考えた上で言う
・自分には自分の感情(快/不快)があり、それを相手に教えること
・「私とあなたは違う」ことを前提にしたもの
・キャッチボールをしているイメージ
・主語は「I(アイ)」、結論は「You」
私の考えを言葉にすると、大体こんな感じである。
「ぶつける」とは、「私の気持ち分かってよ!」と相手に対する理解を求めている。
「伝える」とは、「私はこう感じたんだ」と相手に自分の感じたこと、何故そう感じたのかを話し、その上で相手は何故そう言ったのか、発言の背景までを汲み取ろうとする状態。
人と自分は違う。
だからこそ言葉を重ねる必要がある。
人には人の言い分があり、嫌なものがあり、平気なものがある。
私が好きなことが、相手も好きとは限らない。
私が気にしないことが、相手も気にしないとは限らない。
だから言葉を重ねる。言葉を交わす。
その積み重ねが、理解へと繋がる。
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ふと、感情をぶつけるのと伝えるのとの違いは何だろう?と思い、生まれた文章です。
ぶつけるって、痛いイメージがあるから、受け取る相手も、自分も、「痛い」んじゃないかなって。
時には、感情に任せて全部ぶつけなきゃいけないくらい、心が切羽詰まっていて、苦しくなることもあるけれど、ぶつけると伝えるを上手く組み合わせて、お互いの意思疎通をはかっていけたらいいなと思います。
上手く伝わらなくても、言葉に出せることがまず大事。
心が麻痺してくると、感情を言葉にすることすら出来なくなってしまうから。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。