團歿日乗16
どよう。朝イチでヘリディタリーの続きを見る。まあまあ佳境であったけどこうなってくると展開が見えてしまった。にしてもアリ・アスターって全裸の中年をあちらこちらに配置すれば怖くなるって思ってるのだろうか。ミッドサマーの時だって主人公の彼氏くんが現地の女さんとぱこる時に全裸の中年女性に囲まれてたやん。洗濯物をつくり、パンを食べて11時ごろに鶴舞図書館へ行く。なんとなくカメラを使いたいなと思いリコーのGRを忍ばせ、本は安部公房の飛ぶ男の文庫と村春のカンガルーを連れて行った。鶴舞公園でも撮影しようと思ったらコスプレのイベントがあってカメラマンは受付を見たいなアナウンスが流れていて事情を無視してカメラを構えたら何やら面倒になりそうなので結局やめた。にしても寒い。もう少し着込んでくるべきだった。本を返却して次に借りる本を考える。ホドロフスキーのサイコマジック読みたかったんだけど千種の分館で借りに行こうかなってどこにあるか調べたら星ヶ丘の外れにあるみたいでなんだか大学時代もアルトーの本を目当てに別キャンパスに行ったことを思い出した。星ヶ丘ってもう長らく行ってないし用はない。大学受験の2時試験で初めて行ったのも星ヶ丘なんだけどね。途中図書館を出てまたあの二郎系ラーメン店へ。みぞれが降ってきてプルプル震えながら店の前を並ぶ。この前は前から二番で開店一番手だったけどロット形式がどういうものなのかよくわかった。焼豚が脂身のところが今回少なく、前回みたいにほぼ脂の沼とはならなかったので比較的食べやすかった。図書館に戻り、フーコー講義集成より主体の解釈学と安部公房全集一巻、ムージル作品集特性のない男第二巻を借りる。書庫よりフィリップ・ソレルスの数を出してもらって借りようとしたけど薄かったのでその場で読んでしまった。聞いてたところ以上に奇怪な小説だったし、デリダが好きそうな形式だった。新潮社はこれをほったらかしているのは罪深い。とっとも月曜社あたりが復刊するべきだ。じゃないとデリダの散種が何言ってんのかわからなくなる。もともとデリダが何言ってんのかわからんもんなんだが……
帰りの名駅へのJR線で隣に座った女さんに肘が少し当たっただけで過剰に退けられてしまい思わずほくそ笑んでしまう。ヒステリーな女さんだな、生理?ってね。きっと嫌なことでもあったのだろう。こうやって他人を不快にする馬鹿が時々いるせいで無差別殺人に及ぶもっと馬鹿な奴が現れてくるんだろうなってことで感情を無にして下車。こんな気分で会社の先輩女子の義理チョコのお返しを探しに地下街を彷徨うことになるのだが、本当に最悪だ。何を買ったらいいのか完結しない情報が無限に流れてくる。デカいケーキを売ってる店(しかもひと切れ1000円クラスのアホ)が馬鹿みたいに並んでる。覚王山の芋けんぴ良いなと思ったけど賞味期限が11日までとなっててダメやんダミアン。1時間弱右往左往した挙句、なぜか横浜レンガとかいうチョコのお菓子を贖う。本当時間の無駄。滅んでくれ義理チョコ文化。いらんねん。
帰宅後しばらくしてスーパーに買い出し。豚バラと白菜をミルフィーユにするアレ食べたくて材を買ったんだけどポン酢を忘れる。寝る前にツインピークスを見る。オードリーが初っ端から可愛かったけど寝落ち。気づいたらセットアップメニューで草。朝起きたら続きを見ようってことで就寝。