……わたしの中の微分を(上巻)


 ガッ!
……共鳴!
 …、…、……!
  、、、だ、、ガッ、……遠い、ガッ!
焔が指を撫でる、光線は肌を貫く、ガッ!
 熱気は全身を吐き飛ばッ、、、、ワッ!
  ワッ!これが、四〇度の涙、ドッ、ドッ、

 情緒を粉砕してから文章が書き出し始めることができる、私があれこれ書き殴っていたものはどれもそうやって行ってきた、そのことをすっかり忘れてしまっておりました。情緒を粉砕するには色々な手がある、度数の高い酒を飲む、狂乱を演じる、世間様に顔向けのできない醜態を晒す、社会的死まで追い込むような文章を突き立てるなどなど、だが最も手っ取り早いのは情緒の粉砕する音楽を聴く、これに限るということを思い出しました。

 文章を書く上で何かを聞きながらという蛮行は音楽を作り上げたクリエイターにも失礼だし、物を書くというクリエイトという行為自体にも失礼かもわかりません。そんなの知らんわ、夥しいほどいるそういう自称創作家どもと私のモラルを並べて自己批判するつもりはないぜ、です。いろいろきいてやってきたと思いますが、シューゲイザー的なものからノイズ、メタル、デスメタル、それから特にいわゆるヴィジュアル系が性に合うようです。親からB'zばかり聴かされてきたのでギターロック系は抵抗がないようで、好んでいるプログレやその前のサイケムーヴメントはあまり書く時には合いません。このまえグレイトフル・デッド聴きながら始めたらほとんど始まる前にペンを投げてしまいました。シューゲイザーというよりかは轟音、マイブラ、ソニックユースとか聴く、メタル、デスメタルだとラムシュタイン、スリップノット、セパトゥラ(そんなに)、あとジャケの黒いやつ(なんだっけど忘れした)とか聴きます。有名かわかりませんが、powermadもなんでか聴いてましたね、たぶんデヴィッド・リンチ「ワイルドアットハート」でやたら流れたからだったでしょう…それと忘れてはならないが最近はもっぱらDIR EN GREYばかり聴いています。

ヴィジュアル系はjanne da arc、abc、あと教えてもらったものでplastic tree、己龍などよく聴いておりました。己龍は文体にまで影響がきて、どんどんエセ和語みたいになってしまいましてよ。朱花艶閃とかカラオケでもよく歌ってたナンバー、転生輪廻の「吊」とかまんまタイトル貰ってしまったものを書いたことがあった気が…

 にわかなのでガチバンギャから刺殺されそうですが、ぷらはsinkを聴くと泣きそうになります。なんでかわからんが。代表曲とか分かってないので本当に良くない。

janne da arc は誰某に知ってる曲を聞いても月光花のひとか!で話が終わるのでしょげるのですが元々abcのイエスからお邪魔したこの世界でジャンヌの方が性に合ってしまった私はズブズブドボドボと己龍とプラを教えてくれた劇薬みたいな友人に沼へ落とされたのであまり悪いことは言えません。もうどの曲のイントロを聴いても情緒が粉砕されるように教育が施されてしまっていて、いつどこでどのように聞いていて辛いです。今日の分のこの投稿を書き始める前にZ-HARDを頭から聞いてたんですが-救世主 メシア-の開幕から炸裂してしまいました。ちゃんと好きなヴィジュアル系の曲の良さを伝えられる語彙があればいいんですが私そういうの持ってないの致命的ですよね。

さて音楽の話ばかりになって中途半端なにわかオタク口調になって収拾がつかない上表題の件「わたしの微分」について触れることなく終わってしまいますが(明日も仕事なので…考えがまとまらない)つづく「下巻」できっと触れられることでしょう、私は書くことは自分を微分していく、あるいはその刻んだ小さなものをひたすら掛け算していく=積分だと(これで合ってる?)気付いたのでそれをあれこれ考えを深めたくって飄々とした適当なフットワークで書いてるので、多分きっと明日の私がなんとか誤魔化してくれるでしょう、だいたいこんなかんじで続けることが嗜みになるように、

……夕景a.k.aざ〜feat.ばぶみ・値踏み・カブ郎、


後半へつづく☜

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集