見出し画像

あなたらしく微笑んでなんて

昨日の夜は大雨で雨の音が気になって眠れなかった。偏頭痛が今週止まらない。朝起きたら痛くて、イブクイックを流し込む日々。


ガッキーが結婚した。
一昨日の夕方は後輩がそれで騒ぎ出した。
帰り道、なんだか自分が情け無く、惨めに感じた。

ガッキーとは同い年。
同い年の芸能人は意外と多く戸田恵梨香が結婚したときも、みんなちゃんとあんなにハードワークをしながら恋愛もしているのね、と思った。そして、それこそが本当に「出来る女」なんだろうね。

あと同世代では誰が結婚してなかったっけ?
菜々緒、吉高由里子、長澤まさみ、深田恭子…そんなの数えたって仕方ないのに、自分が結婚できていないコンプレックスを解消するために数えたくなった。

昨日は産休明けの同期から連絡をもらって、色々と分からないことが多いから教えてと出来る限りのことを伝えた。


わたしはあなたが子供を産んで育てていたこの2年間、なにをしていたのだろう。 
確かに仕事に関して知識はついたし、どこに連絡すれば早く解決するかも以前より学んだし、人脈も増えたし、新しいことにも挑戦した。
でも、わたしは多分何にも変わってないと思う。
税金を多く払って、独身であるが故の休日出勤と残業、それなりの数字を多く抱えてこなしていただけなの。


でも本当は結婚願望ってあんまりないんだと思う。
昔から、女の子が結婚したい!と望むことがよくわからなかった。
母に、強くなるように育てられたこともあり、男性になにかを頼ったり、泣きついたり、そんなことするものではないと思っていた。


今でもよくわからないまま婚活をしている。
半ば強制的に自分の心を結婚にもっていくために相談所に入会して活動をしている。
もしかしたら、40歳になったときにやっぱり結婚しておけばよかったと後悔するのではないかと思うから。

結婚がしたいというより、人生の中で本当に好きになった人と一緒にいたいなあと思う。
お酒を飲むにしても好きな人と飲めたら缶チューハイでもいいし、なんにもしなくても隣で手を握ってくれたり座っていてくれるだけでいい。

でもそれって、わたしにとっては彼しか思いつかない。それがダメなの。
居心地がいいってなにより大事で、そしてそれを超えるって、その人と過ごす時間をかけることももちろんだけど感性だったり好みだったりすると思う。

よく、結婚は2番目に好きな人とする方がうまくいくよって言ったりする。
友達の中でも早くに結婚していった友達は「一番好きな人とは結婚できないよ。」と言っていた。本当なの、かな。

人の幸せを喜べないときだって、人間だからあるし、人の幸せと自分の環境を比べてどうしようもなく情け無くなることもある。
最近はSNSの拡充でさらにそれが明確で苦しいときもある。

そんなときは江國香織さんのすみれの花の砂糖づけにのっている詩を思い出す。

「どっちみち 100年経てば 誰もいない
あたしもあなたもあの人も」


100年も経てば誰もいない。
わたしがこんな悩んだことや恋焦がれた彼、ずる賢く幸せを掴んでいるあの人、なにもかも消えてなくなる。

そんなことを考えて出勤する金曜日の朝。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?